月の年金16万3000円「老後に重要なのは生活費だけじゃない」67歳男性が考える現役時代に備えておくべきだったこととは?
2025年4月19日(土)20時5分 All About
老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住67歳男性のケースを紹介します。
現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、大阪府在住67歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:67歳男性同居家族構成:本人、妻(65歳)
居住地:大阪府
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:650万円
現在の資産:預貯金1000万円、リスク資産500万円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金360カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5000円老齢厚生年金(厚生年金):9万8000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:老齢基礎年金5万2000円
「生活費のやりくりに神経を使う」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「物価の上昇を考えると余裕は少ない。生活費のやりくりに神経を使うことが増えた」と語っています。
ひと月の支出は約「18万円」。年金だけでは「1〜2回足りない月がある」と回答されています。
「近所のスーパーでアルバイトをしている」
年金で足りない支出については「貯蓄から月5万円ほど引き出し」て賄っているという投稿者。年金以外に「アルバイト」の収入があると言い、「週2回、近所のスーパーで品出しの仕事で月収3万円」とのことです。
年金生活においては「特売日にまとめ買いをする。電気代節約のためLED電球に変更。外食を控えて自炊を基本とし間食はあまりしない」と節約を意識しているそう。
「趣味に使うための貯金も重要」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「老後は生活費だけじゃなく、趣味や旅行に使うための貯金も重要だった。また、健康を維持するために早いうちから運動を習慣にすべきだったがもう遅い」と後悔を口にします。今後の生活については「介護が必要になったときに、年金だけで対応できるか不安」とコメント。
いっぽうで「時間に余裕ができたことで、趣味の読書や家庭菜園を楽しめるようになった。孫が遊びに来るのが何より嬉しい」と老後生活の喜びも教えてくれました。
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(文:あるじゃん 編集部)