今年で70歳。親の介護も終え、おしゃれを楽しみたい。大人のシャツの着こなしポイントは「定番デザインではなく、体形のカバーができる形や柄で」

（撮影＝中村彰男）

人気スタイリスト、石田純子さんの連載『石田純子のおしゃれ塾』。大人の女性たちに向け、流行を取り入れつつ上品なおしゃれのポイントを指南します。今回はシャツの着こなしについて。読者モデルの桑島さん（69歳）は「デザイン性の高いシャツの着こなしが知りたい」とのことですが——。（撮影：中村彰男　文：神素子　ヘアメイク：木下優）

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シャツを上手に着こなしたい

趣味でキックボクシングをしています。

女性専用のジムでエクササイズとして楽しんでいますが、これがとてもおもしろい！

足が高く上がるようになり、ストレス発散＆体力向上に役立っています。

今年で70歳。親の介護を終え、孫4人にも恵まれました。

年齢にあらがうつもりはないけれど、イキイキと年を重ねている素敵な女性を見習い、私もおしゃれを楽しみたいのです。

気になっているのはデザイン性の高いシャツ。私にも着こなせますか？

読者モデル 桑島喜美子さん（69歳）の「いつもの着こなし」

大人にふさわしいのは
「定番デザイン」ではありません

年齢が上がるにつれて「シャツが苦手」という人が増えてきます。その理由は、「生地が硬くて動きにくい」「すそをウエストにインするとお腹が目立つし、外に出すとだらしなく見える」ということのようです。でもそれはきっと、Yシャツのような定番デザインをイメージしているからですよね。

大人が着るシャツには、「デザインの力」が欠かせません。身幅や袖にボリュームがあり、ふんわり着られるもの。柄や形に「体形の目くらまし」があるもの。すそを外に出して着られるデザインも、大人には大事な条件です。

写真は一見シンプルですが、胸元に寄せたタックが胸やお腹の厚みをカバーしてくれます。

ネイビーシャツ￥15,290／セモア　パンツ￥15,180／DUE deux　ピアス￥1,210／OSEWAYA、リング￥4 ,400／LIMITED NUMBER（ともにお世話や）　バングル￥9,900／アビステ　バッグ￥6,490／カシュカシュ（アンビリオン）　スカーフ￥11,000／ニーシャ・クロスランド（ムーンバット）　パンプス￥23,980／J&M デヴィットソン（モーダ・クレア）

短め丈のシャツには
ボリュームのあるボトムスを

写真は異なるストライプ生地が配置されたパッチワークシャツ。

体形の目くらまし効果があるうえ、短め丈はワイドパンツと好相性です。

ストライプシャツ￥17,490、パンツ￥19,690／ともにアカネ（あむう）　帽子￥3,850／アトレナイヤリング￥2,860／LIMITED NUMBER（お世話や）　バッグ￥40,700／リパーニ（エス・アイ・エム）　サンダル￥19,910／ジル スチュアート（ モーダ・クレア）

ボリュームのある袖を
たくし上げればスラッと効果も

少し個性的なのは、異素材を組み合わせたドッキングシャツ（写真）。

綿シャツの前身頃にニットが縫いつけられた、重ね着不要のアイテムです。

ボリュームのある袖は、キュッとたくし上げて着てください。

手首が細く見えるうえ、重心が高い位置に移動するので、スラリと見せる効果もあります。

◆読者モデル・桑島さん変身後のコメント

最近のシャツはボリュームがあって、背の低い私には難しいと思っていました。でも袖をたくし上げたり、短め丈のシャツを選んだりすれば着こなせますね！　勉強になりました

※記事内の商品価格はすべて税込です
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