SNSで大流行<ピッタリ収まるシンデレラフィット>を片づけ苦手な人が目指すと大変な事態に…整理収納アドバイザー「見た目より使いやすさが断然大事!」

2025年4月27日(日)12時30分 婦人公論.jp


(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)

「今まで片づけようとしたけれど、うまくいかなかった」という経験がある人は多いはず。そのような人たちに向けて、小さな所から片づけて、完璧を目指さず、心地いい空間を目指す「スモールフィット片づけ」を提案するのは、整理収納アドバイザーの阿部静子さん。今回は阿部さんの著書『人生がきらめく スモールフィット片づけ〜ペン1本から始める部屋と心が整う習慣〜』から一部を抜粋しお届けします。

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「シンデレラフィット」に悩む人が急増している!


「シンデレラフィット」という言葉を聞いたことがありますか。

シンデレラのガラスの靴のように、「収納スペースにものがピッタリ収まった状態」のことをさしていて、数年前から言われ始めたようです。

初めて聞くという方も、インスタグラムやYouTube で、収納ケースなどが引き出しや棚にピッタリ収まっている美しい収納を見たことがあるのではないでしょうか。

それがいわゆるシンデレラフィットと呼ばれていて、「インスタ映え」という言葉とともに人気が出て、そんな素敵な収納やお宅に憧れる方が増えました。

私も「素敵!」と憧れた一人です。でもマネしてケースを買ってきてもしっくりきませんでした。ケースばかりが増えていく一方です。

そんな当時の私と同じお悩みが、多くの方から寄せられます。

「なんだか使いにくくなりました」

という人もいれば、

「棚にピッタリ収まるきれいな収納でないといけないんですよね?」

「ピッタリ収まるケースを探すのは大変で、片づけが始められません」

というように、片づけの一歩が踏み出せなくなっている方もいます。

シンデレラフィットができないことに自信をなくしている人もいます。

シンデレラフィットは難易度が高い


SNSが流行っている今、たくさんの情報が目に飛び込んできます。私もそうだったように、きれいな収納に憧れ、「こんな整った部屋にしたい!」と、シンデレラフィットが魅力的に映ります。

たくさん紹介されているので、誰でもできそうな感覚になり、それができないと自信を失ってしまいます。


『人生がきらめく スモールフィット片づけ〜ペン1本から始める部屋と心が整う習慣〜』(著:阿部静子/アルソス)

私の場合、サイズを測って買ったつもりが入らなかった(実際きちんと測れてなかった)、ピッタリ入ってもなんだか使いづらい。

今でこそわかるのですが、「シンデレラフィットは難易度が高い」のです。

元々片づけが得意な人、収納の知識がある人だからうまくいく方法です。

ですから、形だけまねしようとすると使いにくくなるのです。

さらに、シンデレラフィットまでの過程は、「手間と時間」がかかります。

ではそのプロセスをご説明します。

1 不要なものを処分する
2 シンデレラフィットの構想を練る
3 種類分けをし、何をどこに収めるか考える
4 入れる場所のサイズをきちんと測る
5 ネットなどいくつも見て収納用品のリサーチをする
6 購入し実際に収め、微調整をする

慣れている人ははしょったりできますが、こういったプロセスを踏み、シンデレラフィットが完成します。実際に上手にされている方は、収納が好きで得意なので苦にならないと言います。

でも、片づけが苦手な人には、時間も手間も頭も使うので、面倒で、難しく感じられ、ハードルが高いのです。だから、できないからといって落ち込まないでくださいね。

「スモールフィット片づけ」は、苦手な人の救世主


私自身もシンデレラフィットをまねし、残念な収納になっていました。収納の基本を知らないでやっていたため、何が入っているか見えづらく出しにくい、無駄に蓋の開け閉めがあるといった具合です。

これだと結果的に片づきません。見た目より使いやすさが大事なのです。

そこで私が試行錯誤のうえたどり着いたのが、「スモールフィット片づけ」です。

小さく進めることに加え、ラクにできる収納であり、完璧ではなく、心地いい空間を目指す、それがスモールフィット片づけです。基本をしっかり押さえてますから、使いやすく散らかりにくいのです。

多くの人が、

「気がラクになりました!」

「それならできそうです!」

と言ってくださいます。

「シンデレラフィット」をやろうとしていた私は、初級編を飛び越えて上級編に行こうとしていたわけです。

一方「スモールフィット片づけ」は初級編です。

あなたが片づけが苦手、面倒くさがりであると感じるなら、スモールフィット片づけがピッタリです。

ピッタリ、きれいに収まらなくてもOK


こんな質問をいただいたことがあります。

「年頃の娘が片づけが苦手なので、いろいろ工夫しています。でも、出しっ放しです」

私は、

「たとえば靴下は、一つひとつ仕切られたところに1足ずつ入れるケースをお使いですか?」

と聞くと、まさしくそうだと言います。

この手の仕切りのあるケースは、靴下のほか下着を入れるなどキレイに収納できると人気のケースです。

そこで、

「私のような面倒くさがりだと、1足ずつ仕切られたところに入れるのは手間なので、私はひとつのケースに靴下だけをポンポン入れるやり方をしてます」

とお話ししたらとても驚いて、

「一見、片づけやすい収納と思うことも人によってそうではないと気づきました」

とおっしゃっていました。

「スモールフィット片づけ」は、ピッタリ、きれいに収まらなくてもOK。取り出しやすく戻しやすければ、おのずと片づくのです。

スモールフィット片づけ3つのステップ


シンデレラフィットでは6つの工程でしたが、スモールフィット片づけは3つのみです。

1 不要なものを処分する
2 種類やアイテムごとに分け、その部屋で主に使うものだけを置く
3 持っている収納用品に収め、足りないときに別途購入する

スモールフィット片づけで、あなたも片づけ上手になりましょう。

※本稿は、『人生がきらめく スモールフィット片づけ〜ペン1本から始める部屋と心が整う習慣〜』(アルソス)の一部を再編集したものです。

婦人公論.jp

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