アーケードゲームと量り売りクラフトビールが楽しめる。タイトー「EXBAR TOKYO plus AKIHABARA」に行った
2025年4月29日(火)16時29分 マイナビニュース
タイトーは、クラフトビール&ゲームバー「EXBAR TOKYO plus AKIHABARA」を5月2日にグランドオープンする。オープンに先駆けて、メディア向けの内覧会が実施された。
「EXBAR TOKYO plus」は、「ゲームセンターの楽しみ方を拡張する、大人の飲食空間」をコンセプトにしたバー。新宿・博多に続く3店舗目として、秋葉原にオープンする。場所はタイトーステーション秋葉原自由通路店に隣接する位置。駅チカの好立地だ。
店内の「BARコーナー」に入ると、ずらりと並んだビールの「タップ」が見えてくる。その数20。クラフトビール16種類をはじめ、スパークリングワイン、ハイボール、サワーなども用意する。
内容は定期的に入れ替わるとのことだが、取材時には網走ビール「知床ドラフト」、サンクトガーレン「湘南ゴールド」、宮下酒造「独歩 ピーチピルス」、常陸野ネスト「ゆずラガー」、ブラックタイドブリューイング「HOYA BOYA」、八海山「ライディーン」、ブリュードック「パンクIPA」などがラインアップしていた。
特徴的なのは、その販売方法だろう。タイトーが独自開発した量り売り型セルフサーブビアタップシステム「Shall We Tap?」が導入されており、自分の飲みたいビールを好きな量だけ楽しむことができる。
注文には、プリペイドカードの購入とチャージが必要。480mlと280mlのグラスのどちらかを手に取り、飲みたい銘柄を選んだら、カードをかざして好きな量を注ぐ。ビールを入れている間は、ビールの量とプリペイドカードのチャージ残金が表示されるとのことだったが、今回は内覧会の仕様だったため、ビールの量だけ表示された。
量り売りかつセルフサービスなので、「ひとくちだけ味見してみたい」「大きなグラスでグビグビと飲みたい」といったさまざまな楽しみ方ができるだろう。また、席に案内されるタイプではなく、好きな場所で飲んでいい。店舗の出入りも自由だ。立ち飲みスペースでサクッと喉を潤してもいいし、席に座ってゆっくりとくつろぎながら味わうこともできる。
しかも、ビール片手に『スペースインベーダー』を遊ぶといった楽しみ方ができるのも特徴。店内にはほかにもATARIの『TABEL PONG』をはじめ、『ダーツライブ』や、『Ice Cold Beer』、『日本一周旅行ゲーム』などのアーケード筐体が設置されている。
せっかくなので、「HOYA BOYA」を飲みながら、『Ice Cold Beer』にトライしてみた。完全に初見プレイのため、ルールもろくに理解していない状態だが、スタートボタンを押したら小さな銀のボールが落ちてきたので、おそらく2本のスティックで筐体内のバーの高さや傾きを調節し、光っている「10」の穴に運ぶのだろう。
シンプルだが、かなり難しい。安全なルートを探しながら慎重にバーを上げていくも、気を抜いた瞬間にボールが穴にガオンと吸い込まれていく。……穴の数が多すぎる。
とはいえ、2本のレバーを上下に動かすだけなので、操作自体は簡単。ビールを飲みながらでも遊びやすいし、ムキになって何回もチャレンジしたくなる。名前の通り、黄金色のボードとあるたくさんの穴がビールと泡を彷彿とさせるため、ビアバーにもマッチしている気がした。
また、「AKIHABARA店」では、ゲームIPをメインとしたグッズコーナーを展開しているのも特徴の1つ。「スクウェア・エニックス」関連商品のほか、SuperGroupiesにて展開中のコラボアイテムの一部を取扱っている。なお、オープン後には『ブルーアーカイブ』のコラボイベントも予定しており、スペシャルドリンクを期間限定で販売予定だという。
スッと店内に入れるのが魅力の「EXBAR TOKYO plus AKIHABARA」。ちょっとだけ飲める量り売りのお手軽さは、さまざまな利用シーンで受け入れられそうだ。周辺には、ゲームセンターの「タイトーステーション」もあるので、クレーンゲームを遊ぶ合間にグビッとひとくちビール休憩するといった使い方もできるだろう。