「めっちゃすごいな」 万博に行く途中、駅の光景に「初めて見た!」「すごい進化だ」
2025年5月5日(月)18時37分 grape

2025年4月13日から、大阪府此花区で開催されている『Expo2025 大阪・関西万博(以下、万博)』。
国内外から、毎日多くの来場者が訪れ、賑わいを見せています。
近隣の公共交通機関は、万博の開催に備え、大人数を安全かつ円滑に輸送できるよう、体制を整えてきました。
万博会場に向かう移動中にも、何か発見があるかもしれません。
万博に向かう途中、駅で見つけたのは?
「めっちゃすごいな」
同区にある桜島駅から、万博会場に向かおうとしていた、たかちょ(@takacho_01)さんは、そんな感動の言葉が零れ落ちるような、驚きの光景を目撃したといいます。
駅のホームには、車いすユーザーが待機する時の目印にするマークがありました。
しかし、こちらのピンク色でおおわれた範囲は、ただの目印ではなかったのです!
何が起こったのかは、次の12秒の動画をご覧ください。
JRの桜島駅に設置されてる可動式のホーム床、めっちゃすごいな。。。
— たかちょ🇦🇶5/11文フリ南3ち-19 (@takacho_01) April 22, 2025
電車とホームの隙間を埋めるやつなんですけど、動きも面白いし見てて楽しいし、そもそも新技術感あってめっちゃよき!
山形新幹線とか秋田新幹線の車両ステップとはまた違う楽しさがありますね!#たかちょの大阪万博旅pic.twitter.com/f3iCSkxwwn
ピンク色の部分が床から持ち上がり、電車とホームの隙間を埋めたではありませんか!
この装置は、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)が同月21日から、同駅と大阪市にある新大阪駅に設置した、可動スロープ。
列車の到着を検知し、自動でスロープが張り出すとともに、列車乗降口に応じて、可変的に隙間や段差を埋めるそうです。
稼働中に人や物体を検知すると、音声による注意喚起を行うとともに、転倒防止のためスロープを動かさないよう一時停止もします。


たかちょさんは「動きが面白く、見ていて楽しいし、そもそも新技術感があって、めっちゃいい!」と可動スロープを絶賛。
次のように想いをつづりました。
これで駅係員さんの負担が減るし、広まれば車いすの人も自分のスケジュールで電車を利用できるようになる。
「いい取り組みだな」って思いました。普及まで時間は掛かりそうですが…。
従来は、駅係員がアルミ製の板を持ち運び、車いすのタイヤが隙間にはまらないよう、列車とホームの橋渡しをするように置くのが一般的。
助かる一方で、車いすユーザーからすると、毎回駅係員にお願いする心理的負担があるといいます。

※写真はイメージ
また、駅係員が対応できるタイミングに移動を合わせる必要があり、制限も感じられるとか。
自分のみで移動できるようになったら、行動範囲が広がりそうですね。
動画を見た人々からも、可動スロープの普及を望む声が続出しています。
・このタイプ、初めて見ました!動きがなんだかかわいいです。
・万博会場の入場前から、未来を感じられるとは…。
・すごい進化だ。全駅に設置されたら、助かるなぁ。
・電車とホームの隙間が開いていて危ない駅が、たくさんあります。高齢になると歩ける人も、段差につまずきやすくなってドキッとするので、あちこちに設置してほしい。
・大きなイベントの前後で、こういう機器の導入が進む。どんどん取り入れてほしい!
JR西日本によると、「桜島駅・新大阪駅での検証結果を踏まえ、今後の展開を検討してまいります」とのこと。
反響によっては、各地の駅に設置される未来もあるかもしれません。公共交通機関で、よりよい環境が整っていくといいですね。
[文・構成/grape編集部]
出典 @takacho_01