ゲーム、アイドル、YouTuber... サブカルチャー活用で就労支援、広島に施設オープン
2019年5月12日(日)21時0分 Jタウンネット
[みみよりライブ 5up−広島ホームテレビ]2019年5月3日放送「今日の特集」のコーナーでは、4月に開校した就労支援型施設「私立やばきゅーぶ学園」を紹介していました。
不登校の学生や心や体に障害を抱えている人の就労支援として、ゲームやアニメなどのサブカルチャーを取り入れています。
「夢のバリアフリー化」目指す
例えば、障害者がイラスト科でイラストを描けば、それに対して賃金が発生。こういった形で就労支援をしています。その仕組みをeスポーツにも活かすことが目標です。
学園長は「eスポーツに参加していくと高い賞金とか出てきますので、賞金が出ることでそれを仕事にできるっていうことが考えられる。ゲームをコミュニケーションとして社会復帰してもらうということも考えております」と語っていました。
今後は障害者をメンバーにしたeスポーツのプロチームを結成する計画もあるということです。
やばきゅーぶ学園ではeスポーツ科の他にも、アイドルを育成するアイドル科や、車にキャラクターなどをペイントする痛車科、ユーチューバーを目指すネット動画科などのユニークな学科も多くあり、それぞれ専属の講師がつくということです。
2018年11月、「広島eスポーツ協会」が設立されました。週に1回eスポーツ交流会を開いています。交流会は、eスポーツ経験者の情報交換やスキルアップの場としてだけでなく、eスポーツになじみのない人にも関心を持ってもらい、競技人口を増やす狙いもあります。
広島eスポーツ協会は、10年後、20年後のアスリートを育て、福祉の分野で障害者のみなさんにも「夢のバリアフリー化」を目指していく、ということです。注目を集めているeスポーツ。就労支援としての期待も高まりますね。
(ライター:tama35)