3つの質問で<本当の好み>のインテリアがわかる。「おしゃれな部屋」よりも「真に心地いい部屋」を作るには…

2025年5月17日(土)12時30分 婦人公論.jp


(写真:著者提供 『イギリス人の部屋はなぜ物が多くても素敵なのか』より)

おしゃれな部屋には憧れていても、「めんどくさい」「どこから手をつけていいかわからない」などの理由から、なかなか模様替えに踏み切れない人も多いのではないでしょうか。インテリアデザイナーの飯沼朋子さんは、「心地よいインテリアの秘訣は、モノを減らすことではなく『足すこと』」だとアドバイスします。今回は飯沼さんの著書『イギリス人の部屋はなぜ物が多くても素敵なのか』から一部を抜粋し、新しい模様替えの方法をご紹介します。

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あなたのセンスを「見える化」する


この記事では、よりあなたらしい空間にするために、「個性」と結びついた唯一無二のセンスを「見える化」していきます。

知識によって「おしゃれな部屋」をつくることはできますが、「真に心地いい部屋」にするには、個性と結びついたセンスが大きく影響してきます。

「本当の好みがわかるワーク」で、ご自身の「センス=個性」を発見してください。

【本当の好みがわかるワーク】

●あなたにぴったりの「足し算」を知ろう

インテリアが違う4つの部屋があります。


<『イギリス人の部屋はなぜ物が多くても素敵なのか』より>


<『イギリス人の部屋はなぜ物が多くても素敵なのか』より>

ルーム1 白っぽく、色やモノが少ないミニマリスト的な部屋。

ルーム2 ベージュやグレーなどベーシックな色あいで、パーソナルチェアやラグ、クッションなどが足されている部屋。

ルーム3 彩りが感じられる部屋。オレンジと青が印象的で、アートやランプなどが足されている。

ルーム4 壁にも色があり、カラフルな部屋。2人がけソファやたくさんの小物が足された、マキシマリスト的な部屋。

質問


4つの部屋とカラーチャートを見ながら、次の質問に答えてください。

(1)モノの量はどれくらいが好みですか?

4つの部屋は、家具やインテリア小物等が増えていく様子がわかります。

好きだな、心地よさそうだなと感じるのは、モノがどの量の部屋ですか?


『イギリス人の部屋はなぜ物が多くても素敵なのか』(著:飯沼朋子/飛鳥新社)

(2)色の数はどのくらいが好みですか?

4つの部屋は、それぞれ取り入れている色の数が違います。

あなたが好きだな、心地よさそうだなと感じるのは、どのくらいの色の数がある部屋ですか? 色の好みに左右されず、色の数だけで判断してください。

(3)どの色が好きですか?

カラーチャートに並んでいる色を、見てください。

どの色がいいと思いましたか? 2〜3色選んでください。

質問に答えたら……


このワークを通じて、あなたが好む物の量や色の組み合わせがわかります。

たとえば、ルーム2のようなシンプルな部屋が好きだとわかれば、そこに自分の好きな色を足すなどの工夫ができます。

もし、もっと大胆に模様替えをしたい場合は、ルーム3やルーム4のように、家具やインテリア小物を増やしてみることもできます。いま持っている家具をベースに、イスやアイテムを買い足す必要が出てくるかもしれません。その場合も、カラーチャートで相性のよい色を足していくと、部屋の完成度が上がります。

※本稿は、『イギリス人の部屋はなぜ物が多くても素敵なのか』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

婦人公論.jp

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