フリーランスで健康診断を受けていない人の割合は?

2025年5月22日(木)16時19分 マイナビニュース


テックビズは5月21日、「フリーランスと福利厚生に関する実態調査」の結果を発表した。調査は4月30日〜5月2日、全国のフリーランスを本業とする20歳〜70歳の男女600名を対象にインターネットで行われた。
企業に属する就業者と異なり、福利厚生制度の恩恵を受けられないことの多いフリーランスは、健康診断の手配も費用の負担も自身で行う必要があり、健康管理も自己責任。そこで、「フリーランスとして、福利厚生がないことまたは活用できていないことに不安を感じたことはありますか?」と尋ねたところ、58.0%が「とてもある」「少しある」と回答した。
特に注目すべきは経験年数による「不安の山」の存在。福利厚生への強い不安は、1年未満(40%)、1〜3年(57.4%)を経て、4〜6年(65.8%)でピークに。4〜6年目はフリーランスとしての活動基盤が固まりつつある一方で、長期的なキャリア展望や家族形成などを考えることによって福利厚生の重要性への認識が高まる時期であるよう。
また、年代別に見ると、30代(68.9%)と40代(64.2%)で不安が突出していることから、キャリアの発展期と家族形成・維持期が重なるこれらの年代で福利厚生ニーズが最も高まることがわかった。
次に、「フリーランスに福利厚生がないことで、不安に感じるのはどの側面ですか?」と質問したところ、特に「国民年金だけでは老後が不安」が最多の57.9%。次いで「健康保険料などの保険料負担」(48.5%)、「病気・ケガ時の所得保障がない」(47.5%)、「失業保障がない」(41.6%)と続き、フリーランスが将来の経済的安定や不測の事態に対する備えについて強い不安を抱えていることが明らかに。
また、「病気やケガで1ヶ月働けなくなった場合、経済的な備えはありますか?」と聞くと、「あまりない」が21.5%、「全くない」が13.0%となった。
続いて、「あなたは『健診放置フリーランス』(健康診断を受けることを先延ばしにしている状態)だと感じることはありますか?」と尋ねたところ、61.7%が「強く感じる」「やや感じる」と回答。特に、経験4〜6年の層における定期健診受診率は31.6%と最も低く、他の層(1〜3年:42.6%、7〜10年:32.8%、11年以上:50.3%)と比較して健康管理の優先度が下がっていることがわかった。

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