「ロンジン スピリット Zulu Time 1925」新作、GMT腕時計100年の伝統を継ぐ記念モデル

スイスの時計ブランド「ロンジン」は、GMT腕時計の原点とも言える「Zulu Time」の誕生から100周年を記念し、特別モデル「ロンジン スピリット Zulu Time 1925（L3.803.5.53.6）」を発表した。価格は62万4,800円。ロンジン 阪急うめだ本店にて5月24日から先行販売を開始し、5月28日からはロンジン直営ブティックと一部正規販売店にて、さらに6月14日から全国の正規販売店で取り扱う。
デュアルタイムの起源を受け継ぐ記念モデル
ロンジンは1908年にデュアルタイムの懐中時計「ターキッシュ・ウォッチ」を開発し、1911年にはその機構の特許を取得。1925年には、カナダ海軍向けに2つのタイムゾーンを同時表示する腕時計「Zulu Time」を製作した。「Zulu Time 1925」コレクションは、この伝統と革新の融合を体現したアニバーサリーモデルであり、ブランドの歴史を象徴する1本に位置づけられている。
クラシックと現代性を融合させたデザイン
新作「Zulu Time 1925」は、39mmのステンレススティールケースに、18Kローズゴールドのキャップを組み込んだ双方向回転ベゼルを搭載。24時間表記のサーキュラー仕上げベゼルによって、第3時間帯までの表示が可能となっている。
マットブラックのダイヤルにはローズゴールドカラーの針とインデックスを配し、高い視認性を確保。文字盤にはZulu Timeを示すZフラッグを施し、スーパールミノバ（蓄光塗料）によって夜間の判読性にも優れる。6時位置には「1925-2025」の表記と5つ星のエンブレムが同色で控えめに描かれ、アニバーサリーモデルとしての意匠が光る。
ブレスレットはステンレススティール製の3連ブレスを標準装備。加えてブラックNATOストラップも付属し、シーンや好みに応じて簡単に交換できる。
ムーブメントにはロンジン専用の自動巻き機械式「キャリバーL844.4」を搭載。シリコン製ヒゲゼンマイを採用し、耐磁性能はISO764を上回る基準を満たしている。COSC（スイス公式クロノメーター検定協会）のクロノメーター認定を取得しており、約72時間のパワーリザーブを持つ。
ケース素材：ステンレススティール
ケースサイズ：径39mm×厚さ13.5mm
ベゼル：18Kローズゴールドキャップ付き双方向回転ベゼル
風防：サファイアクリスタル（両面無反射コーティング）
ブレスレット：ステンレススティール製3連ブレスレット、ブラックNATOストラップ付属
裏ぶた：シースルーバック
防水性能：10気圧
ムーブメント：自動巻きロンジンキャリバーL844.4
パワーリザーブ：約72時間