【春夏でも“冷え”が深刻?】約6割が冷えを実感!「温活」の意識調査
2025年5月23日(金)11時28分 マイナビニュース
ライテックは2025年5月20日、「温活に関する調査」の結果を発表した。同調査は2025年4月、20歳から69歳の男女258名を対象にインターネットで実施した。
最初に、四季の中でも暖かい季節である春夏に「冷え」を感じることがあるか聞いたところ、「非常によく感じる」(11.6%)、「時々感じる」(48.1%)を合わせ、約6割(59.7%)の人が春夏でも冷えを感じていることがわかった。冬だけでなく、年間を通して冷えが多くの人の悩みとなっている可能性が示唆される。
次に特に夏場のエアコン環境でどの程度冷えを感じるか尋ねたところ、「毎日感じる」(16.4%)、「週に数回感じる」(27.4%)を合わせ、4割以上の人が週に数回以上、夏のエアコン環境で冷えを感じていた。「月に数回感じる」(21.4%)も含めると、多くの人が夏場の冷えを頻繁に経験しているようだ。
また、春夏に冷えを感じる主な場所について尋ねたところ(複数回答)、「飲食店」(43.8%)、「商業施設」(42.8%)、「オフィス」(41.3%)が上位3つを占めた。多くの人が、エアコンが効いた外出先や職場で特に冷えを感じやすい状況にあることがうかがえる。
春夏に冷えを特に感じる体の部位(複数回答)では、「足先」(43.8%)が最も多く、次いで「手先」(32.3%)と、末端の冷えを訴える声が多数だった。続いて「首・肩」(24.9%)、「背中」(22.9%)、「お腹・腰」(21.4%)なども挙がっている。
オフィスや学校、自宅など共有空間で、周囲の人と温度の感じ方に違いを感じたことがあるか聞いたところ、「はい」と回答した人が66.8%と、「いいえ」(33.2%)を大きく上回り、多くの人が温度感覚の個人差を経験していることが分かった。
なお、どのような状況で温度感覚の違いを感じるか(複数回答)尋ねたところ、「エアコンの設定温度が自分には寒い/暑い」が75.2%と圧倒的多数を占めた。次いで「窓際と室内で温度差を感じる」(31.1%)、「性別による違いを感じる」(24.8%)、「季節の変わり目に特に感じる」(24.2%)などが挙がった。
そこで夏場のエアコン冷え対策として何をしているか(複数回答)聞いたところ、「エアコンの温度を調整する」(40.7%)が最も多く、次いで「上着を持ち歩く」(29.9%)、「温かい飲み物を飲む」(25.7%)、「ブランケットを使用」(21.2%)と続いた。しかし、「特に何もしていない」と回答した人も30.3%存在し、対策を行動に移せていない層が約3割いることが明らかになった。
さらに4月現在、冷え対策(温活)として何をしているか(複数回答)尋ねたところ、「温かい飲み物を飲む」(41.1%)が最多。次いで「入浴で体を温める」(28.2%)、「厚着をする」(26.6%)、「ブランケットを使用」(29.0%)などが挙がった。ここでも「特に何もしていない」人が27.4%おり、夏場に限らず対策不足の傾向が見られた。
そこで「温活」という言葉を知っているか質問した。結果、「よく知っている」(14.5%)、「少し知っている」(26.6%)、「聞いたことがある」(27.0%)を合わせると約7割(68.1%)が認知していることが示された。
体を冷やすことで、どのような健康への影響があると思うか(複数回答)聞いたところ、「血行不良」(61.0%)が最も多く、次いで「代謝低下」(41.9%)、「免疫力低下」(41.1%)、「自律神経の乱れ」(36.1%)、「筋肉の硬直」(34.0%)などが上位に挙がり、冷えが様々な健康問題に繋がると広く認識されていることが分かった。
さらに、夏場でも体を適度に温めることは必要だと思うか尋ねたところ、「強くそう思う」(17.8%)、「そう思う」(46.9%)を合わせ、肯定的な回答が64.7%と多数を占めた。
温活が日常的な習慣として定着することで、どのような効果を期待するか(複数回答)尋ねた。結果、「冷え性改善」(50.6%)が最も多く、次いで「体調改善」(49.4%)、「代謝アップ」(47.6%)、「免疫力向上」(43.3%)、「疲労回復」(43.9%)などが期待されていた。
最後に、現代の生活環境(エアコン使用など)において、意識的に体を温めることは重要だと思うか尋ねたところ、「非常に重要」(20.7%)、「やや重要」(45.6%)を合わせ、肯定的な回答が66.3%と、こちらも多数派を占めた。