今年60歳を迎える男女、貯金額の最多回答は「100万円未満」 - 平均額は?

2025年5月24日(土)17時0分 マイナビニュース


PGF生命は、「2025年の還暦人に関する調査」の結果を5月13日に発表した。調査は3月19日〜21日の期間、今年還暦を迎える1965年生まれの男女、「還暦人(かんれきびと)」2,000名対象に行われた。
はじめに、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、最多の回答は「100万円未満」(30.0%)だった。そのほか、「100〜300万円未満」(15.8%)や「500〜1,000万円未満」(11.8%)、「1,000〜1,500万円未満」(9.8%)、「3,000〜5,000万円未満」「1億円以上」(いずれも7.0%)などに回答が分散し、平均は2,460万円、中央値は475万円だった。また、「500万円未満」の割合は50.0%、「2,000万円以上」の割合は26.5%という結果に。
過去の調査結果と比較すると、貯蓄金額の平均は、2023年以降の減少傾向が続き、2023年3,454万円→2024年2,782万円→2025年2,460万円と、2024年の調査から322万円の減少がみられ、2025年は調査開始以来の最低額となった。
また、現段階の貯蓄金額が「100万円未満」の割合についてみると、2025年は30.0%と調査開始以来最も高い水準に。一方、「3,000万円以上」の割合は、2018年の初回調査から25%前後を推移していたものの、2024年以降は2024年18.0%、2025年19.7%と2年連続で20%未満にとどまった。物価上昇により貯蓄を取り崩さざるを得ないケースや、2024年開始の新NISA制度を活用した「貯蓄から投資へ」の動きの影響が生じていると考えられている。
交際費について、友人・知人などの交友関係にお金を使っているかを聞いたところ、「使っている」は59.3%、「使っていない」は40.7%となり、4割の人は交友関係にお金を使っていないことがわかった。
男女別にみると、友人・知人などの交友関係にお金を使っている人の割合は、男性では57.9%、女性では60.8%という結果に。居住エリア別にみると、友人・知人などの交友関係にお金を使っている人の割合は、関東(64.3%)で最も高くなった。
交友関係にお金を使っている人(1,187名)に、交友関係に使っているお金はひと月あたりどのくらいかを聞いたところ、「5,000円〜10,000円未満」(28.4%)、「10,000円〜20,000円未満」(31.9%)に回答が集中し、平均金額は11,469円だった。
男女別にみると、男性では平均が14,474円、女性では平均が8,606円となり、女性と比べて男性のほうが5,868円高い結果に。
趣味のためにお金を使っているかを聞いたところ、「使っている」は68.5%、「使っていない」は31.5%だった。男女別にみると、趣味のためにお金を使っている人の割合は、男性では73.0%と、女性(64.0%)と比べて9.0ポイント高い結果に。
趣味のためにお金を使っている人(1,370名)に、趣味のために使っているお金はひと月あたりどのくらいかを聞いたところ、「10,000円〜20,000円未満」(30.0%)に最も多くの回答が集まったほか、「5,000円〜10,000円未満」(18.9%)や「20,000円〜30,000円未満」(13.8%)にも回答が集まり、平均は17,864円だった。
過去の調査結果と比較すると、平均は2023年20,621円→2024年19,529円→2025年17,864円と減少傾向が続き、2024年からは1,665円減少した。
推し活としてお金をかけていることがあるかを聞いたところ、「ある」は15.9%、「ない」は84.2%だった。男女別にみると、推し活としてお金をかけていることがある人の割合は、女性では21.8%と、男性(9.9%)と比べて11.9ポイント高くなった。
推し活としてお金をかけていることがある人(318名)に、最もお金をかけている推し活の内容と、その推し活に一年間にかけている金額を聞いたところ、かけている金額の平均は、「スポーツ観戦をする」が168,217円で最も高くなり、大相撲観戦に1,500,000円かけているといった回答もみられた。
次いで「観劇をする」が88,235円、「コンサート・ライブに行く」が86,464円、「スポーツチーム・選手を応援する」が68,188円、「グッズを買う」が42,000円、「CD・DVDを購入する」が20,500円となった。
また、推し活が生きがいになっているかを聞いたところ、「なっている」は63.2%、「なっていない」は36.8%という結果に。男女別にみると、推し活が生きがいとなっている人の割合は、女性では68.9%と、男性(50.5%)と比べて18.4ポイント高いことが明らかになった。

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