【衝撃】もちもちのその先……だと? ミスドの新作「もっちゅりん」を食べに行ったら科学の力に感動した

2025年5月28日(水)16時53分 ロケットニュース24

世界共通なのかはわからないが、とにかく日本人は “もちもち”が大好きである。一世を風靡したタピオカも、ちゃっかり定着しているカヌレも “もちもち” だったからこそ受け入れられた側面はあるのだろう。

2025年6月4日、全国のミスタードーナツで『もっちゅりん』が登場する。なんとこのドーナツ、大胆にも「もちもちのその先へ」と謳う “進化系もちもちドーナツ” らしいのだが……。

・もちもちのノウハウ
そもそもミスドの大定番 & 1番人気で知られる「ポン・デ・リング」も もちもち食感が楽しいドーナツである。「もちもちグルメと言えば?」と聞かれたら「ポン・デ・リング」と答える方も少なくあるまい。

つまり「日本人のもちもち好き」はミスドも例外ではなく、なんならポン・デ・リングで “もちもちドーナツ” のノウハウは鬼ほど貯め込んでいると考えるのが自然だろう。

・新食感ドーナツ
そのミスドが「もちもちのその先へ」なる大胆なキャッチフレーズと共に発売するのが『もっちゅりん』である。もっちゅりんはミスド55周年を記念して開発された “新食感ドーナツ” らしい。

そこまで言うなら……と『もっちゅりん』の商品発表会に出かけたところ、ミスドはあくまで自信満々。「55年間の歴史の中でも食べたことが無い新食感」「ほんとにドーナツ!? と思わせる新食感」と盛大にブチ上げていた。

自信があるのはいい……が、新食感を生み出すなんてそう簡単ではあるまい。よろしい、構想期間2年、地道に生地の開発から始めたという『もっちゅりん』を食べてみようではないか。俺にもちもちのその先を見せてみろ。

・4種類のもっちゅりん
で、発売する『もっちゅりん』は以下の4種類。スタンダードなのは「きなこ」のようだ。

もっちゅりん きなこ(テイクアウト価格205円 イートイン価格209円)

もっちゅりん みたらし(テイクアウト価格216円 イートイン価格220円)

もっちゅりん あずき(テイクアウト価格226円 イートイン価格231円)

もっちゅりん 黒糖 & わらびもち(テイクアウト価格226円 イートイン価格231円)

で、まずは「きなこ」から。どんなもんかねぇ……と思っていたが、ドーナツを手に持った瞬間からかつてない体験が始まっていた。

指が食い込んでやがる!

もちろん手に力は入れておらず、ぎりぎりドーナツが持てるくらいのソフトタッチを心掛けた。であるにもかかわらず、少しずつ指がドーナツにメリ込んでいくではないか。こ、これは……?

・サイエンス
実はこれこそ『もっちゅりん』の生命線で「ドーナツ」+「コーティング」で驚異のやわらか食感を実現したという。ちょっと意味がわからないと思うが、理屈はこんな感じだと説明を受けた。

「揚げたドーナツ(硬さ5)」+「特殊コーティング」=「もっちゅりん(硬さ1)」

な? 意味がわからないだろ? 一部撮影NGだったので画像をご覧いただけないのが残念だが、とにかく揚げたドーナツにコーティングすることで、本来より生地がやわらかくなってしまうのである。つまり「引き算」で完成したドーナツらしい。

その食感は確かにかつてないほどもちもちで、なんなら「飲めるドーナツ」と言ってもいいだろう。また1つのドーナツでも食感が微妙に変化していくのも面白く「もちもちのその先」と言われれば確かにそうなのかもしれない。

いずれにせよ『もっちゅりん』はミスドの技術力の高さがよくわかる、意外にも科学的なドーナツであった。個人的には「きなこ」がオススメなので、機会があればぜひ1度ご賞味いただきたい。正直、ちょっと感動しちゃった。

参考リンク:ミスタードーナツ
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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