【クイズ】『ラーメン山岡家』はどれだ? ロードサイドの人気ラーメンをビジュアルで当てられるか?

2023年5月28日(日)10時50分 食楽web


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●クイズです。上の1〜5の写真は、人気ロードサイドチェーン店のラーメンです。内訳は『ラーメン山岡家』『ラーメンショップ牛久結束店』『丸源ラーメン』『おおぎや』の5軒。ズバリ、『ラーメン山岡家』のラーメンはどれでしょう?

 全国津々浦々、ロードサイドにあるラーメン屋さんは数え切れないほどありますが、上の1〜5の写真は、みんながよく知っている人気のチェーン店である『くるまやラーメン』、『おおぎや』、『ラーメン山岡家』、『ラーメンショップ』、『丸源ラーメン』のラーメンです。丼がヒントになるお店もありますが、お気に入りのラーメン店なら、絵を見ただけでわかるか人もいるかも?

気になるラーメン山岡家はどれ?


1『くるまやラーメン 保谷新町店』、2『ラーメン山岡家 瑞穂店』、3『おおぎや 埼玉伊奈店』、4『丸源ラーメン 練馬関町店』、5『ラーメンショップ 牛久結束店』

 では1〜5のお店の外観をご覧ください。もうわかりましたよね。『ラーメン山岡家』は2番! 詳細は以下の通りです。

1.『くるまやラーメン』の「ねぎ味噌ラーメン」920円(+チャーシュー3枚250円)
2.『ラーメン山岡家』の「特製味噌ねぎラーメン」930円
3.『おおぎや』の「ネギみそチャーシュー」1210円
4.『丸源ラーメン』の「熟成醤油肉そば」1023円(+味玉110円)
5.『ラーメンショップ』の「ネギ味噌チャーシュー」890円

 では、それぞれのラーメンの特徴を一気に紹介していきましょう。

『くるまやラーメン』の“ねぎ味噌”はロードサイドラーメンのド定番人気!


『くるまやラーメン』で、「ねぎ味噌ラーメン」920円。チャーシュー3枚(250円)をトッピングするのがオススメ

 まずは『くるまやラーメン』です。ここは、国内の主な道路沿いになんと約150店舗も点在しています。

 その『くるまやラーメン』で、「ねぎ味噌ラーメン」(920円)にチャーシュー3枚(250円)をトッピングしたのが画像のラーメン。板のように立てかけられたチャーシュー3枚、その後ろには主役であるシャキシャキの「辛みネギ」が控え、下にはモヤシがこんもり入っています。
 まずは、何も崩すことなく、スープだけを味わってみます。豚骨、鶏ガラ、昆布からとったダシに、味噌と香味醤油を合わせたというスープは、丸みを帯びていてまろやかなコクが響きます。うっすら透明な脂と味噌や醤油が乳化して一体となっており、そのバランスの良さもさることながら、旨味のど真ん中を突いてくるようなピタッとした美味しさ!


くるまやラーメンのスープは、豚骨、鶏ガラ、昆布からとったダシに、味噌と香味醤油を合わせたコクの深い味

 麺は、太めのちぢれ麺(細麺も選択可)。最初の口当たりはスープが絡んでツルツル。噛むとコシがあって、もっちりモチモチしています。

 さらにチャーシューは、ぶ厚くてハードタイプのバラ肉。そのままかじるとしっかりした歯ごたえですが、スープに浸すと熱で徐々に柔らかくなり、さらに口の中で噛んでいるとほろりとほどけていきます。1枚のチャーシューでも時間差で刻々と味と食感が変化。これ、いいお肉を使ってるんだろうな、と思えるチャーシューです。

 そして忘れちゃいけないのが、主役である辛味ネギ。濃厚な味噌スープにネギの風味と辛味が溶け出し、スープの味も刻々と変化していきます。もやしやネギなど野菜が多いというのもありますが、スープそのものにコクはあっても、脂っぽさを感じない、スッキリ系の一杯です。

『ラーメン山岡家』はこってりしているのにキレがある絶品味噌ラーメン


ラーメン山岡家の大人気ラーメン「特製味噌ねぎラーメン」(930円)

 続いて『ラーメン山岡家』です。1988年、茨城県牛久市に開業し、今では全国に168軒を展開する、こちらもビックチェーン店。セントラルキッチンはなく、スープからチャーシューに至るまで、すべて各店舗で調理するこだわりが特徴です。

 画像は、同店で大人気の「特製味噌ねぎラーメン」(930円)です。スープの液面には豚脂の膜がキラキラ輝いています。具材は大判の海苔が3枚、角切りの「コロチャーシュー」、ホウレン草、そして千切りの白ネギがたっぷり。特製味噌豚骨スープにはさまざまな食材の旨味が溶け出しており、ドシンと重厚感のある旨みと、後味にじんわりと甘味が広がります。なんとも深い味わいなんです。

 とくに強烈に感じるのが脂の甘味。“山岡家の脂はこってりしているのにキレがある”と店内の壁にも書いてありますが、まさにその通り。コテッとしているのにクドさはないので、レンゲが止まりません。


山岡家のもちもち、つるつるしたストレート太麺

 そして麺がまた旨いのなんの。ストレートの太麺なので、ワシワシと噛めば噛むほど麺自体の旨味が感じられ、ついでに麺にクタクタになった長ネギが絡みつき、濃厚な特製味噌とんこつスープも三位一体となって、もはや「時よ止まれ!」と言いたくなるほどのウマさです。

『おおぎや』はお味噌汁のような優しい味噌—ラーメン


『おおぎや』の「ネギみそチャーシュー」1210円

 群馬県を中心に、埼玉、栃木、長野、新潟にかけて計54件展開している『おおぎや』。噂によると、くるまやラーメンから独立して生まれたお店のようです。

『おおぎや』の公式ホームページによれば、人気No.1メニューは、1972年の創業以来、一貫して味噌ラーメンだそうで、とくに辛味ネギをたっぷりのせた「ネギみそラーメン」はおおぎやの1番人気。冒頭の画像は「ネギみそチャーシューメン」(1210円)です。

 チャーシュー4枚が重なるように横たわり、その横に辛みネギ、コーン、そして下には大量のもやしが控えています。かなりのボリューム感。豚ガラと鶏ガラでとったベースに、特製の味噌を合わせたというスープは、脂がほとんど浮いておらず、ニンニクのガツンとしたインパクトもなし。まるでお味噌汁のような穏やかでやわらかい味です。


穏やかな味わいの味噌ラーメン

 自家製麺は中太で、口当たりがつるつる&ムチッとしていて、まろやかなスープを過不足なく絡めとってくれます。ただ、勢い良く食べているうちに、優しすぎる味なので、変化が欲しくなります。そこで活躍するのが、無料の「生搾りにんにく」。これを投入すると、力強い香りが一気に立ち上ると同時に、スープに強烈なニンニク味が加わり、穏やかだったみそラーメンが、一気にガツンとパンチが効いた味わいに変化します。


生搾りニンニクが無料サービスなので活用しよう!

 さらに、卓上のラー油やお酢をほんの少し回し入れたりしながら、自分好みにカスタマイズ。『おおぎや』のネギ味噌ラーメンは、ベースの味が濃厚すぎず、はたまた、にんにくや背脂などでキメキメの味になっていない分、自分好みに自由に味変ができるのが楽しい一杯でした。

『ラーメンショップ 牛久結束店』のこってりギトギト系はクセになる味!


『ラーメンショップ』の「ネギ味噌チャーシュー」890円

 ラーメン好きの方はご存知だと思いますが、全国に300店舗以上点在するビッグフランチャイズチェーンが『ラーメンショップ』、通称ラーショです。そのラーショ界でも最強クラスと言われているのが、茨城県牛久市にある「牛久結束店」。平日の昼過ぎから満員御礼! 券を買って外待ちするお客さんもたくさんいます。画像は「ネギ味噌チャーシュー」(890円)。


丼が背脂でヌルヌルしているので、ウェットティッシュを持っておくと安心

 カウンターからは、厨房の見事な連携プレーが目撃できます。麺を茹で、スープを作り、トッピングをのせ、背脂をチャッチャ…どんどんラーメンが作られていきます。「ネギ味噌チャーシュー」をカウンター越しに受け取ると、背脂でまみれてヌルヌルです。丼の縁も、周りも背脂が飛び散りまくっていて、もちろん、スープも白い脂がたっぷり浮かんでいます。

 スープを一口飲むと、「味噌×背脂」という組み合わせで、味が濃くてこってり。とはいえ、変にとがった塩味がなく、脂のコクと甘みでとろりと口の中に広がって、奥深い旨味が押し寄せてくるんです。


背脂たっぷりなのに、意外とすっきりしている

 自家製麺は細めのストレート麺。スルスルッとなめらかにすすり上げられます。そしてトッピングのチャーシューは豚肩ロース。1cmほどの厚さがあり、程よい食感も残しつつ柔らかい。しかもあっさりしているんです。


ぶ厚いチャーシューもやわらかくてさっくりしています

 食べ進むうちに気づくのは、ネギの尋常ならざる美味しさ。ただの白髪ネギじゃありません。ネギ特有のシャキシャキ感があり、苦味もありながら、旨味・甘みがたっぷり。ここ『ラーメンショップ』では、白髪ネギにごま油と独自の粉末調味料(クマノテと呼ぶらしい)で味付けしているんだとか。

 この“ネギ”の力のおかげなのか、背脂たっぷりでも、あっさり完食できます。ラーショ好きがわざわざこの牛久結束店に集まってくるのも納得の一杯です。

ロードサイドで「肉そば」といえば『丸源ラーメン』!


「熟成醤油肉そば」1023円に味玉110円をトッピング

 最後は『丸源ラーメン』です。ここも北海道から沖縄まで津々浦々、全190店を展開する人気店。看板商品は、「熟成醤油肉そば」です。

 醤油ベースのスープにはうっすらと背脂が浮かび、そこにたっぷりの豚バラ肉、タマネギ、焼海苔、柚子胡椒おろし、そして味玉(別に追加したもの)、わっさわっさと青ねぎがトッピングされています。醤油ラーメンとはいえ、かなりガッツリ系のビジュアルです。


背脂や豚肉がたっぷり入っているにもかかわらず、背脂チャッチャ系のようなこってり感はなく、非常にすっきりとしたスープ

 スープを飲んでみると、たまり醤油のような深いコクと甘み。そして動物系のダシと煮干しのような旨味も感じますが、意外にもあっさり。この “熟成醤油”のカエシ、千葉県産、岡山県産、小豆島産の濃厚醤油をブレンドして作っているそうで、非常に上品な味わいです。
 そしてトッピングの主役・豚肉。これも程よい薄さと柔らかさ。脂と赤身の両方が味わえ、味も染み染み。トッピングの柚子胡椒おろしと一緒に食べると、豚しゃぶのようにさっぱりといただけます。もちろん、青ねぎの香りもイイ。白ネギと違い、ツンとした辛さがなく、ひたすら爽やか。そして麺はパツパツ食感のストレート細麺。コシがあって、特製醤油のスープとの相性は抜群です。


柚子胡椒おろしと一緒に食べると、豚しゃぶのようにさっぱりといただけます(食楽web)

 半分ほど食べたところで、卓上にある「揚げにんにく」と「丸源商店 どろだれラー油」、そしてちょっぴりの「酢」を追加して味変するのも楽しいです。


揚げにんにく+どろだれラー油+酢(少し)がオススメ

 おとなしかったラーメンが、荒々しく辛口になって、ニンニクの香りとコクもじわりと響き始めます。ガツンとパンチの効いたロードサイドラーメンが好きな人には特にオススメです。とはいえ、ベースのスープの旨味を損なうこともありません。

(撮影・文◎土原亜子)

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