保護者の過半数「保護者世代より夏休みの宿題が少ない」ベネッセ調べ
2024年7月23日(火)13時15分 リセマム
「夏休みの宿題に関する調査」は、「進研ゼミ」会員の小学1年生から6年生4,672人とベネッセの保護者向けアプリ「まなびの手帳」に登録している小学1年生から6年生の保護者1,728人を対象にインターネットで実施した。調査期間は、進研ゼミ会員が2024年6月17日〜24日、まなびの手帳登録者が6月14日〜20日。
保護者の半数以上が、「自分が小学生の時と比べて、子供の夏休みの宿題の量は少ない」と感じていることがわかった。ベネッセ教育総合研究所が東京大学社会科学研究所と共同で実施している調査では、2015年〜2023年までの9年間で小学生が「宿題」(夏休みに限らず「宿題」全般)にかける時間が、やや減少している。
夏休みの宿題の中で、もっとも大変だと思う宿題を聞いたところ、子供・保護者ともに「自由研究」が1位となった。ついで、読書感想文、日記・絵日記が続き、自分の考えや出来事をアウトプットして表現することが必要な宿題のハードルが高いようだ。
小学生の親子にとって「もっとも大変」と感じられる自由研究について、52%の保護者が何らかの形で「子供の自由研究を手伝う」と回答した。「手伝わずに子供にまかせる」保護者は3%であった。
夏休みの宿題が必要か聞いたところ、小学生の61%、保護者の83%が「必要である」と回答した。自由回答形式で理由を聞いたところ、小学生は「夏休み前までの学習の復習」、保護者は「学習習慣づくり」「生活のメリハリ」を、宿題に期待する声が多く寄せられたという。
また、ベネッセコーポレーションでは、200以上の自由研究のテーマや実験の動画を掲載したWebサイトベネッセ教育情報「自由研究 解決ガイド」を公開している。「進研ゼミ」会員以外も誰でも無料で利用できる。タイプ診断や好きなキーワードで、子供にぴったりの自由研究のテーマが見つかるという。また、まとめ方のコツや、出力してそのまま使えるテンプレートも用意されている。