「ダメ」←もともと囲碁用語だって、知ってた?
2020年7月26日(日)21時0分 Jタウンネット
[ちちんぷいぷい−毎日放送]2020年7月13日放送の「へえ〜のコトノハ」のコーナーで、日常にあふれる囲碁・将棋由来の言葉について紹介していました。
例えば、「駄目」。相手より多くの陣地(目=もく、と数えます)をつくったら勝ちの囲碁。どちらの陣地にもならない無駄な場所のことを、駄目と呼んでいたそうです。
ちなみに、終局後に陣地を確認する作業のことを「駄目押し」といいます。

「高飛車」は将棋用語
囲碁から来た言葉はまだまだあります。
「白黒つける」→賛成か反対か、物事を明確にすること。文字通り黒石、白石で決着をつけることから生まれました。
「目論(もくろ)む」→対局中に目(もく)の数を計算し、順序立てること。そこから、物事を順序立てて考えることに変わったそうです。
次は将棋です。
「捨て駒」→戦いを有利に進めるために、相手に取らせる駒。犠牲になる駒のこと。現在では自虐的な意味で使われます。
「高飛車」→強力な駒「飛車」を相手の陣地の近くに使う戦法。高圧的な人、嫌な人の様子として使いますね。
囲碁は中国発祥で奈良時代に伝わり、大きな形式の変化はなく、平安時代には広く愛好されていました。
一方、将棋はインド発祥で平安時代に伝わり、現代のような将棋が確立したのは江戸時代とのことです。
そのため将棋よりも歴史が古く、形を変えずに存在し続けた囲碁の方が、日常で使う言葉が多いそうです。
取り上げていたのはどれも現在も使われることのある言葉ばかりです。説明を聞いて納得でした。
(ライター:まみ)