運動会で撮影禁止に?個人情報保護への過剰反応
2017年8月21日(月)13時45分 リセマム
個人情報保護法では、顔写真も個人情報として扱うと明記されていることから、学校教育やPTAの現場では対応に追われているところもあるという。実際、「学級通信などに顔が写っている写真を載せてもいいか、事前に承諾を求めるようになった」という現役教諭の話や、「学校の活動広報紙に掲載された写真に対し、写った児童の保護者が学校に抗議してきた」などの実例も報告されている。また、学校の部活動の撮影を禁止する学校もあるという。
朝日新聞出版の「アサヒカメラ」9月号では、「肖像権問題より深刻な『顔写真=個人情報』という危うい話」を掲載。弁護士の法律解説や、部活動などの「撮影サービス」の現場による報告などから、個人情報と写真について特集している。個人情報保護法が浸透することで、「個人情報を盾にした『過度な萎縮ムード』が高まることはもはや避けられない」という。