誤飲・窒息には素早く対応を、消費者庁が救命講習受講を呼びかけ

2019年9月6日(金)14時45分 リセマム

子ども安全メール、Twitterの紹介

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あめなどの食べ物による窒息やおもちゃの部品、硬貨などの誤飲による事故情報が寄せられていることから、窒息や誤飲が疑われるときの子どもの応急手当の方法などを学ぶよう、消費者庁は「子ども安全メール from 消費者庁」の最新号で呼びかけている。

 消費者庁は国民生活センターと共同で、2010年12月から医療機関から事故情報の提供を受けている。あめなどの食べ物による窒息やおもちゃの部品、硬貨などの誤飲による事故情報の中には、「赤ちゃん用ではない煎餅を子どもに初めて食べさせようと、2cmサイズの煎餅を与えていると、突然むせ込み始めた。顔色が悪くぜいぜいと苦しそうに呼吸をしていたので、背中を叩くと顔色が戻り、その後救急要請した」(1歳)といった、応急手当が適切に行われたことで大事に至らなかった事例もみられるという。

 消費者庁によると、のどに食べ物や異物が詰まって気道が塞がると、わずかな時間で重篤化し、死亡するケースもあることから、窒息や誤飲が疑われるときは一刻も早い対応が必要だという。子どもの成長段階によって応急手当の方法は異なるため、万が一のときに備え、慌てず適切な行動ができるように対処方法を覚えておくことが大切である。

 「救急の日」(9月9日)を含む「救急医療週間」(2019年9月9日から15日)に伴い、全国各地で救急医療に関するイベントや講習会が開催される。救命講習は乳幼児を模した人形を用いて窒息時の対処方法を実際に体験するなど、実践的な技術を学べる講習で、誰でも受講することが可能。消費者庁は、この機会に居住地域の実施予定を確認し、子どもの応急手当の方法などを学ぶよう呼びかけている。

 「子ども安全メール from 消費者庁」は、消費者庁が毎週木曜日に配信しているメール配信サービス。おもに、0歳から小学校入学前の子どもの思わぬ事故を防ぐための注意点や豆知識を発信している。登録は消費者庁のWebサイトより受け付けている。

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