飲酒を正当化できる理由

2022年9月16日(金)20時30分 ココカラネクスト

飲み方次第で健康的飲料になるはず

しじみ,柿,いちじく・・・二日酔いに効果的なものはあるけれど・・・

 お酒を飲むシチュエーションはさまざまです。

否な思いでお酒を飲みたくありません。自棄酒(やけ酒)はいくら飲んでも気持ちが落ち着かずに量が増える一方です。急性アルコール中毒の危険性が高まるし、決して目の前の問題解決になりませんよね。

私は送別会の別杯は今ひとつ気が引けます。anytime anywhere、これから先どんな巡り合わせで係わりを持つか分からないからです。その代わりに再会した際の祝杯は大歓迎です。前向きな話しに期待できるので、決して時間の浪費とは思いません。お酒を飲む機会を選んで欲しいと思うのです。

晩酌もほどほどにしないと危ない。毎晩だらだら飲んだくれていると、お酒に含まれているアルコールの作用(脱水)で血液が固まり易くなって、脳梗塞や心筋梗塞になる可能性が高まります。(※)

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お酒を盛って飲む道具に「さかずき」があります。漢字で「杯」と書きますが、特別な儀式で用いるさかずきを「盃」と書きます。塩と同じくお清めの意味も持っているので神事とも深い関係がある。それだけお酒は特別な飲み物として一般に認識されています。

四大文明のTV特番を観て知ったのですが、二日酔いは古代エジプト時代にもあったらしい。ピラミットの建設は公共事業として多くの平民を労力として使っていた。遺跡から当時の出勤簿が出土されたのですが、そこに書かれていた欠勤理由に「結婚式で飲んだビールの二日酔い」と記載されていたという。

太平洋戦争末期、特攻隊員が飲んだ今生の別盃はどんな味だったでしょうか?(簡素な茶碗にお酒に見立てた水が注がれていたとも聞きます)

「なぜお酒を飲むのですか?」と自問自答してみて下さい。「単に酔っぱらいたいから。」とか「いつも飲んでいるから。」の『ダラダラ飲み』は要注意ですよ。惰性による飲酒はアルコール依存症の危険性をはらんでいます。これらは不当な飲み方なのかも知れません。

お酒に対する誉め言葉に「百薬の長」があるように、誰に聴かせても納得してくれるお酒を飲む正当な理由(健康維持)と飲み方をわきまえつつ、心身の健康に良い飲みものとして愛飲したいですね。

【出典】
(※)健検公式テキスト増補改訂版 よいお酒、悪い飲酒

[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 〜 免疫検査を通しての患者様への想い 〜 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

ココカラネクスト

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