東大「AA+」評価を取得…格付投資情報センター
2019年9月20日(金)13時45分 リセマム
信用格付は、経営破綻に陥るなど債務不履行となる可能性を分析、ついで個々の債務について不履行時の損失の可能性(回収リスク)などを判断し、評価に織り込んでいる。最高の「AAA」から「D」の9段階あり、AA格からCCC格については、上位格に近いものにプラス、下位格に近いものにマイナスを表示している。
東京大学は、国立大学の中でも規模が大きく、優秀な人材を輩出するなど社会的評価が極めて高い。民間企業からの受託研究や受託事業の件数・金額はともに年々増加基調にあり、これらの収益と寄付金の合計金額が経常収益全体に占める割合(外部資金比率)は、他の国立大学と比べると高い水準にある。また、政府や産業界を先導する役割を担えることなどから、「AA+」の信用格付を新規に取得した。
なお、そのほかの大学は、京都薬科大学がAA−・安定的、近畿大学がAA・安定的、千葉工業大学がAA−・安定的、東京経済大学がA+・安定的、福岡工業大学がA・ポジティブ、明治大学がAA・安定的と格付けられている。