ハンマー打撃で肉体を鍛錬「キューバの鉄人」がヤバイ! 鉄の拳でボクサーの頭蓋骨を粉砕!?

2023年9月21日(木)7時0分 tocana

“鉄の女”と言えばマーガレット・サッチャー元首相であるし、“アイアンマン”といえばマーベル・コミックの人気キャラクターだが、キューバ・ハバナの観光地では“キューバの鉄人”が人々を驚嘆させていた——。


ハンマーの打撃で肉体を鍛造した“キューバの鉄人”

 コロナ禍による世界的な渡航の制限もかなり緩和されて観光地や行楽地に人が戻りつつあるが、キューバ・ハバナの行楽地では“キューバの鉄人”が驚きの路上パフォーマンスで人々の喝采を受けている。


“キューバの鉄人”として知られる大道芸人のリノ・トマセン氏(32歳)は、重いハンマーで1日に約1000回、自分の身体を叩いて鍛えているという。まさに鋼の肉体だ。


 トマセン氏が初めてメディアの注目を集めたのは、2020年にコンクリートの壁に拳や肘を打ちつける動画が拡散してからのことである。それ以来、彼の鋼の肉体の評判は日増しに高まってきた。


 現在ではインスタグラムのフォロワー数が10万人を超え、驚異的な肉体のタフネスさを披露するストリートパフォーマンスで生計を立てている。


 路上で人々に囲まれたトマセン氏は大きなハンマーを使って自分の手首、拳、すねを叩き、ハンマーが偽物ではないことを証明するために場合によっては近くにいる人にハンマーを渡して叩かせたりもする。


 生まれながらに鋼の肉体を持っているかのようにも見えるキューバの鉄人だが、彼は15歳の時点からハンマーで自分の肉体を叩くことによって鍛えはじめたと説明している。それ以来、数えきれないほどのハンマーの打撃を受けて身体を鋼のように硬くすると共に痛みを克服したのだと主張している。


 しかしどうしてハンマーで自分自身を叩きはじめたのか? トマセン氏は以前ボクサーであり、ボクシングの訓練の一環でこの“荒行”を習慣づけたという。そして実際にボクシングで輝かしいキャリアを残した。


「メキシコでは27試合をKO勝ちしましたが、最後の試合で不運にも相手の頭蓋骨を骨折させ、即死させてしまったために引退しました」とキューバの鉄人はロイターに語る。


「試合で稼いだファイトマネー(約10万ドル)を彼の家族に渡し、二度と戦わないと約束しました。」(トマセン氏)


 ボクシングを諦めて名声と財産を失ったキューバの鉄人は、今はこうしてハバナの路上で観光客を楽しませたり、ソーシャルメディアの広告収入で生計を立てている。彼は新しい世代に向けて人生には不可能なことは何もないというメッセージを発信することを旨としており、ボクサーのキャリアを捨てたことに後悔はしていないという。


「彼らは私に(リングに)再び登場するために何千、何百万ドルも提供してくれました。なぜなら彼らは私の潜在能力を知っているからです。私はいつもノーと言っています」と若い大道芸人は自慢気に話す。ボクシングへの復帰はまったく考えていないようだ。


「今の自分を誇りに思っている」と語るトマセン氏は「なぜなら路上でもどこでも人々にメッセージを伝えられ、一緒に写真も撮れるからです」と路上の大道芸人としての稼業を楽しんでいるようだ。


 興味深いことに、トマセン氏の父親はかつて手から放たれる“ハンドパワー”のエネルギーだけを使って事実上あらゆる病気を治療できると主張して物議を醸した治療家、リノ・バルバロ・トマセン氏であるという。もしハンマーの打ちどころが悪かった日にはすぐに父親が治療してくれるのだろうか!?



参考:「Oddity Central」ほか

tocana

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