市場に出回らない「未利用魚」を食材に 広島で商品開発進む
2021年10月8日(金)13時30分 Jタウンネット
[みみよりライブ5up - 広島ホームテレビ] 2021年9月22日放送分では、未利用魚を活用しようと市場の関係者が動き始めたことを取り上げていました。
広島市内の「鮨広島あじろや本店」。料理長がさばいていたのはアカエイです。

アカエイはアサリを食い荒らす厄介者で、過去には流通していたこともありましたが、水揚げから時間が経つと身からアンモニア臭を放つため次第に食べられなくなっていました。
今では網にかかっても海に返されるため市場にはほとんど出回っていません。
今回はアカエイを水揚げ直後に急速に冷やすことで、クセのない状態にしたということです。
この日は広島魚市場が用意したアカエイのうち、ヒレとキモを刺身にして試食していました。
アカエイ以外の未利用魚も、商品化へ
こうした未利用魚を食材として利用しようと、広島魚市場では漁業関係者や食品加工会社などと協議会を設立。
調理方法の普及や新商品の開発などを行っています。
広島魚市場の佐々木猛社長は
「まだまだ利用できていないものがたくさんありますから、それらの商品化がこれから我々に課せられたひとつの大きな命題です」
と話していました。
アカエイはどんな味なのか気になります。
(ライター:momiji)