すでに「歴史」を感じる... 7年前の「博多駅前道路陥没事故跡地」後世に語り継ぐ記念碑の重みがすごかった

2023年10月9日(月)20時0分 Jタウンネット

「博多の陥没事故、なんかちょっと歴史感出して来たぞ」

そんなつぶやきと共に、1枚の写真がX(ツイッター)上に投稿された。

博多の陥没事故といえば、16年11月8日にJR博多駅(福岡市博多区)近くの市道で起きた大規模な事故のこと。たった7年前の出来事だが、それが"歴史感出してくる"とは、どういうことかと言うと......。

黒い石の土台に、文字が刻まれた金のプレート。そこで重大な何かがあったことを感じさせるビジュアルだ。例えば、偉大な人物の生家や、歴史の教科書に載っているような事件が発生した場所なんかに設置されていそうである。

博多駅前の陥没事故も、確かに衝撃的なものだった。しかし、つい最近のことすぎて、なんだか不思議な感覚になってしまうのだ。

X(ツイッター)ユーザーのMei 街角の照明(@m_light_00)さんが2023年10月1日に投稿したこの1枚には、約5200件のリポスト・約1万5000件のいいね(5日昼時点)のほか、こんな感想が寄せられている。

「マジすか、でもあれは凄かったからちょっと納得せざるを得ない」
「平成28年って書くと昔っぽく感じる 10年くらいで紫外線と風雨で文字かすれそう」
「Twitterで見た事件がこうして歴史に組み込まれるのが感慨深い」

4日、Jタウンネット記者の取材に応じた福岡市交通局経営企画課によると、記念碑は事故の原因となった地下鉄七隈(ななくま)線が博多駅まで延伸した23年3月に、跡地の博多駅前2丁目交差点付近の歩道に設置された。

「博多駅前道路陥没事故は社会的に大きく取り上げられました。風化させることなく、安全への誓いを込めて設置したものです」

制作にあたっては、屋外の歩道上に設置するのに適した頑丈な素材を選んだという。しっかりした記念碑はきっと後世まで残り、「歴史の重み」を今以上に感じさせるものになっていくのだろう。

Jタウンネット

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