子どもの深刻なデジタル機器依存、95%の養護教諭が実感

2019年10月9日(水)18時15分 リセマム

デジタル機器に依存していると思われる生徒がいる

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デジタルネイティブと呼ばれる小中高生について、養護教諭の約95%が「デジタル機器に依存していると思われる生徒がいる」「デジタル機器の普及は、生徒の目に悪影響を与えている」と感じていることが、ジョンソン・エンド・ジョンソンの調査結果より明らかになった。

 調査は、小学校・中学校・高校の養護教諭258名を対象に実施したもの。調査期間は2019年5月〜7月。

 スマートフォン、タブレットなど「デジタル機器に依存していると思われる生徒がいる」と回答した養護教諭は全体の95.0%。学校種別にみると、「小学校」71.4%、「中学校」94.4%、「高校」97.7%と、生徒の年齢が上がるにつれて多くなった。

 「デジタル機器の普及は、生徒の目に悪影響を与えている」は全体の94.9%。デジタル機器に依存するデメリットについては「睡眠時間が短くなる」85.6%がもっとも多く、「視力悪化につながる」73.2%、「SNSのトラブルに巻き込まれやすくなる」72.0%、「ブルーライトにより生活リズムが乱れる」58.4%などが続いた。

 養護教諭が適切だと思う、子ども1日あたりのデジタル機器使用時間は「1時間未満」72.3%、「1時間以上2時間未満」26.9%、「2時間以上」1.2%だった。「生徒は、適切だと感じるデジタル機器の使用時間を守っている」と感じているのはわずか2.8%。「あまりそう思わない」33.2%、「そう思わない」50.2%と、8割以上が生徒が適切なデジタル機器の使用時間を守れていないと感じていた。

 「視力矯正が必要な生徒が増えていると感じる」と回答した養護教諭は93.4%と非常に多い。また、「スマートフォンやタブレットの普及により、“スマホ老眼”の生徒が増えていると感じている」養護教諭は58.4%と、単純な視力悪化にとどまらないデジタル機器の影響が判明した。

リセマム

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