名大グループが台風の目の突入! 防災に役立てるデータ収集

2017年11月4日(土)7時35分 Jタウンネット

[ドデスカ!‐名古屋テレビ]2017年10月25日放送の「竹田のイマネタ!」のコーナーでは、台風の目にフォーカスした新しい台風予測について紹介されていました。


10月20日、県営名古屋空港から台風の目に向かって、小型ジェット機が飛び立ちました。乗っているのは、名古屋大学の坪木和久教授の研究グループです。


防災に生かしたい


台風の目に飛び込み、その強さを直接観測するとのことです。


台風の目の周りには、「目の壁」と呼ばれる円筒状にそそり立つ雲があり、それを抜けた先の台風の目には積乱雲がなく晴れていることがあります。台風の目に入ったのは、日本人研究者では初めてです。


坪木教授らは、「ドロップゾンデ」という観測機器を飛行機から台風の目に落とし、気圧、温度、風速などのデータを収集しました。


日本の台風予測方法は、ここ20年間変わっていません。気象庁の台風予測は、衛星写真や過去のデータを基に作られています。坪木教授らは直接観測することで、より正確な予測をすることが目的です。


坪木教授は「日本に接近する可能性がある台風に、航空機での観測を行い、いかに台風の防災に生かすかが重要だと考えている」と話しました。


近い将来、台風による被害を減らすことができるのか期待が高まります。(ライター:moca)

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