自分の生理周期を知ってる?まずは自分のバイオリズムを知ることから始めてみて

2022年12月21日(水)16時45分 ソトコト

10月19日は「国際生理の日」。改めて自分の生理、そして健康について考えてみて。
女性の生き方が多様な広がりを見せるなか、国立成育医療研究センターは2019年5月より、女性の健康情報サービスを行う「ルナルナ」と、女性のヘルスケア・ビッグデータ解析の共同研究を進めています。
32万人に調査し、分析した結果、年齢によって生理周期が異なることが発表されました(2020年1月頃)。
共同研究を始めた目的には、これまで十分なデータがなかった女性のヘルスケアに関する身近な疑問の解明があったようです。生理周期と年齢の関係性もそのひとつ。その関係を知る前に、みなさんは自分の生理周期を知っていますか?
※2021年2月28日に掲載した記事です。


生理周期の基本のキ


生理周期とは、生理が始まった日から次の生理が始まるまでの期間を指します。正常な生理周期は25〜38日とされ、24日以下は頻発月経(ひんぱつげっけい)、39日以上だと稀発月経(きはつげっけい)と呼ばれています。
ただこの生理周期は、1962年当時のデータを基に定められており、まだまだ解明されていない部分が多いのも事実。そのため、国立成育医療研究センターとルナルナが行っている共同研究は、現代女性にとって重要かつ、必要な情報源となりそうです。


生理周期を知っておくといい理由


生理周期は女性ホルモンの分泌で調節されていることから、個人差はあれ、一定に保たれているそうです。
生理周期が短かったり、長かったりする状態が続いている場合は、子宮や卵巣、さらにはホルモン分泌の指示を出している脳に異常がある可能性も。生理周期を把握することで、「なんかいつもと違う」と変化に気がつきやすくなり、すぐに産婦人科に行くなどのアクションも起こしやすくなりますよね。また、生理前に起きる症状にも対処しやすくなるメリットもあります。
同じく国立成育医療研究センターが発表した調査結果(2020年11月)によると、4人に1人が生理前の何かしらの症状で、仕事や家事に支障をきたしているそうです。








出典:エムティーアイ ニュースリリース(2020年11月26日)
生理周期を把握しておくと、理由なくこのような症状が起きているのではなく、女性ホルモンによるものだとわかります。原因がわかるだけでも気持ちは落ち着きますよね。


年齢によって生理周期はどう変わる?


ルナルナのユーザー32万人を対象に行われた、国立成育医療研究センターの研究結果によると、15歳〜19歳のグループでは、正常周期より短い人が12.9%、長い人が10.1%。20歳〜24歳では、それぞれ7.1%と10.7%。25歳〜29歳になると、それぞれ5.0%と9.0%と減少していくことから、身体的な成熟に合わせて平均周期が長くなる傾向が見られたそうです。
さらには、これまでは40代後半から周期が長くなると考えられてきましたが、20代後半〜40代前半にかけて生理周期が3日短くなり、その後加齢とともに長くなることも判明。このように生理周期と年齢の関係性があることがわかったことで、もしかしたら生理周期の定義も変わっていくのかもしれません。


アプリなどを活用して生理周期を記録


国立成育医療研究センターとルナルナによる共同研究では、今後ますます女性の就業率が上がり、雇用や生活スタイルの多様化が進むことを踏まえて、心理的なストレスや社会経済的状況が月経不順や妊娠率などにどんな影響を与えているか、その調査も行われていくようです。
そんな中、コロナ禍の影響で新しい生活様式が加わったことで、知らず知らずのうちに心理的なストレスが増えている可能性もあります。生理周期を把握してくことは自分のバイオリズムを知ることにつながります。
生理周期を把握していないという人は、アプリなどで手軽に管理できるので、ぜひ活用してみてください。継続して利用することが大切なので、習慣化できるように使いやすいアプリを見つけてくださいね。


おすすめアプリをピックアップ!


国立成育医療研究センターとルナルナによる共同研究では、今後ますます女性の就業率が上がり、雇用や生活スタイルの多様化が進むことを踏まえて、心理的なストレスや社会経済的状況が月経不順や妊娠率などにどんな影響を与えているか、その調査も行われていくようです。
そんな中、コロナ禍の影響で新しい生活様式が加わったことで、知らず知らずのうちに心理的なストレスが増えている可能性もあります。生理周期を把握してくことは自分のバイオリズムを知ることにつながります。
生理周期を把握していないという人は、アプリなどで手軽に管理できるので、ぜひ活用してみてください。継続して利用することが大切なので、習慣化できるように使いやすいアプリを見つけてくださいね。
おすすめアプリをピックアップ!
☑︎ルナルナアプリ
〈生理管理・妊活アプリ〉
生理管理アプリのパイオニア。15年以上蓄積してきたデータを基に開発をしたという、ルナルナ独自の排卵日予測アルゴリズムで、排卵予定日や妊娠の可能性を知らせてくれます。
☑︎Flo(フロー)
〈生理健康管理・排卵日予測アプリ〉
保健医療専門家、医療機関と共同制作されたアプリ。生理の開始日、期間、PMS症状、経血量など細かく入力することで、自分の健康状態をより具体的には把握することができます。
☑︎Clue(クルー)
〈生理管理アプリ〉
生理に関わる健康状態を一括管理できるのが特徴。入力した自分の生理履歴を基にした生理カレンダー、排卵予測、生理周期記録として活用できます。
アプリを活用するとバイオリズムが分りやすくなります。一概に生理管理アプリと言っても、それぞれ特徴が異なるので、取り入れやすいタイプを見つけてくださいね。
注釈)図 1、2
*第1回調査及び第2回目調査の両方に参加された10,606人を対象として分析しています
*過去3年間に診断/治療した病気として「うつ病やその他心の病気」を選択した方は本集計から除いています
調査実施時期:
第1回調査 2020年1月23日〜3月24日
第2回調査 2020年5月14日〜6月13日
調査方法:
『ルナルナ』アプリ内にてアンケート調査。
調査人数:
第1回調査及び第2回調査に回答した全国の10代〜50代以上の女性10,606名
参考:時事メディカル「年齢で異なる月経 国立医療研究センターが分析」(2020年2月17日)


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木川誠子(きがわ・せいこ)●ライフオーガナイザー1級、アロマ心理の資格を保持。出版社勤務を経て2009年に独立。編集者・ライターとしての経験を活かし、ライフスタイルを仕立てる(tailor)を意味するライフスタイラーとして、美容や食など様々な角度からライフスタイルの情報を発信。ライフスタイルは感性や感覚、体験などで構築されて、ひとりひとり異なるもの。自分自身で感じた感覚を大切に、独自の体感や実感を取り入れながら、雑誌やWEBメディア、カタログなどでの執筆活動をはじめ、メーカーブランディングなども行う。また、姉妹で、完全予約制のプライベートショップ「KIRA CLOSET」を主宰し、ワークショップや食事会を企画、開催。食事会でのメニューはお手軽でありながら、さり気ないおもてなし感が特徴で、レシピは定期的にメディア掲載中。

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