仕事で結果を出せない人がよく口にする「仕事を頑張る理由」・ワースト1

2025年2月17日(月)6時0分 ダイヤモンドオンライン

仕事で結果を出せない人がよく口にする「仕事を頑張る理由」・ワースト1

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「仲間がいるから仕事を頑張れる、そんな人は要注意です」そう語るのは、転職エージェント「キープレイヤーズ」代表の高野秀敏さん。1.1万人以上のキャリア相談、4000社以上の採用支援の経験を持つヘッドハンターであり、「現場」と「経営者」の両方の視点で、「圧倒的に活躍する人たち」と関わってきました。その高野さんがベンチャー流の「結果を出す働き方」をまとめた書籍『ベンチャーの作法』が刊行。発売たちまち重版し、“きれいごと”抜きの仕事論に、社員からは「ベンチャーにかぎらず全ての組織で役立つ!」、経営者からは「よくぞここまで書いてくれた!」と、SNSでも多数の感想が投稿されるなど異例の反響となっています。この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、「仕事ができない人の特徴」についてお伝えします。

Photo: Adobe Stock

「人間関係」が良い職場

 人間関係が良くて居心地が良い。

 これも「人」が働く理由になっているひとつのパターンです。

 社員が少なく、若い世代が中心となっているベンチャーでは、社内の交友関係が密接になりがちです。 有志のクラブ活動があったり、休日も一緒にバーベキューをしたり音楽フェスに行ったりなど、業務時間外での付き合いが多いことも。

「仲間がいるから頑張れる」は、危険な状態

 ドライな関係性が嫌で転職してきた人や、学生時代のサークルのノリが好きだった人は、こういった環境に居心地の良さを感じます。 同僚や先輩、後輩と、まるで友達のような関係性になっていき、「仕事は大変だけど、仲間がいるから頑張れる」という感覚に。

 ですが、そんな仲間たちも数年後には会社を去っているかもしれません。

 仲の良い同僚や先輩が組織を辞めてしまうと、大きな喪失感が訪れます。

「人」ではなく「仕事」と向き合え

 どんな企業であれ、どんな人であれ、いつ辞めるかはわかりません。「人」が動機になっている人は、どこかのタイミングでその人との別れが訪れた際に大きな喪失感とモチベーションダウンを経験することになります。

 もちろん、社内の人間関係が良いのは望ましいことでしょう。 それだけが仕事を頑張る理由になってしまってはいけない、という話です。

 結果を出す人は、不確定要素にモチベーションを委ねることはしません。 人に憧れて入社したとしても、最終的に向き合うべきは「仕事」でなくてはいけないのです。

(本稿は、書籍『ベンチャーの作法』の内容を一部抜粋・編集して作成した記事です)

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