【ドラッグストア】働きやすい会社ランキング 地場企業強し!マツキヨなど業界大手を抑えた1位は…

2017年11月22日(水)7時0分 キャリコネニュース

キャリコネニュースでは、約100万人が登録する国内有数の転職口コミサイト「キャリコネ」のデータから業界別で「働きやすい会社ランキング2017年下半期版」を作成した。今回はドラッグストア業界のランキングだ。

対象は、2016年10月1日〜2017年9月30日の期間に評価が10件以上寄せられた企業。ドラッグストア業界は調剤事業の堅調さやインバウンドの影響で、2016年度、8 年ぶりに5%超の成長率を記録した。昨今では調剤窓口を併設するドラッグストアも増加傾向にあり、コンビニとの提携も目立ってきている。市場規模は6 兆4916億円(2016年度:日本チェーンドラッグストア協会)で。高齢化社会での成長領域として各社は地域の医療ニーズの取り込みを目指す。

ユーザーは、次の6つの選択項目をそれぞれ5点満点で評価している。

「労働時間の満足度」「仕事のやりがいを感じるか」
「ストレス度の低さ」「休日の満足度」
「給与の満足度」「企業のホワイト度(ブラック企業でないか)」

これら全項目の平均点が、その企業の働きやすさの指標となる。

1位:コスモス薬品 平均2.99点
2位:ザグザグ 平均2.89点
2位:マツモトキヨシ 平均2.89点
4位:ココカラファイン 平均2.84点
5位:ウエルシア薬局 平均2.59点

コスモス薬品の社員からは「厳しいノルマもなく恵まれた環境」などの声

1位:コスモス薬品

九州に本拠地を置くコスモス薬品が2位企業に大きく差をつけて1位となった。項目別には"仕事のやりがい""ストレス度の低さ"、そして"ホワイト度"などが5社中1位となっている。「業界も成長中ですし、会社自体も成長著しい企業なのですごくオススメ」(店長 20代前半 男性)という声も。自力成長を貫く同社は関西にも積極的に出店を行っており、東進を進めている。

「社員の方々はとても温かい人が多く、充実した毎日を過ごしています。パワハラなどのハラスメントがあるという話も聞いたことがなく、また厳しいノルマ管理等もありません。一人一人の考え方、プライベートを深く気にしていただける環境、また自己啓発に関する数多くの支援もあり、とても居心地の良い会社です」(カウンターセールス 20代後半 男性)
「社宅があり、3万で住むことができます。また、小売業界ですが、月に2回自分で好きな日を休みにできるので、恵まれている方だと思います。また、リフレッシュ休暇制度もあり、3年務めると利用できます」(ショップスタッフ 20代前半 男性)

2位:ザグザグ

2位には岡山県など山陽・山陰・四国地域を中心にドラッグストア・調剤薬局を運営するザグザグが入った。特に"労働時間の満足度"が3.3点とずば抜けて高い。「女性には働きやすい会社だと思う。口コミでは出産育児後の仕事復帰率はかなり高い。3歳まで時短で働け土日も休みやすい」(ショップスタッフ 20代後半 女性)など、女性の働きやすさが伺える口コミも多い。

「産前産後休暇がある。育児休暇もあり、女性には有難い。取得率も高いようで、基本女性が多い職場なので、職場でも理解がある」(ショップスタッフ 20代後半 女性)
「地場企業にしては、頑張って成果をあげればそれなりの給与が得られる会社と思います。成果をあげて認められれば、若手の抜擢もある会社です。年1回、会社の業績に応じての分配金制度もあります」(その他 30代前半 男性)

2位:マツモトキヨシ

長年、売上高で業界首位に君臨してきた最大手マツモトキヨシも2位だった。"給与の満足度"が特に高いほか、口コミでは「福利厚生については様々なものがありかなり待遇は良い。特に保養施設やお店の割引がかなりあるため、いろいろと得する点がある」(カスタマーサポート 20代後半 男性)という声も。業界最大手の貫禄をみせベスト3入り。

「お客様の求めている商品が何かヒアリングしながら、ご案内できる点。商品の移り変わりも早いので、目新しい商品を案内できる。ポップ作りなども店舗毎ごとに任されるため、商品をどのターゲットに、どんな風な打ち出しで販促をしていこうか自分の裁量をもって決めることができる」(店長 20代前半 女性)
「女性でも昇進は期待できるため、資格販売者であれば男女差はあまりない。住宅手当てについては、マツモトキヨシ社員であれば、それなりの金額が保証されている」(販売促進 20代前半 女性)

4位にはダイバーシティに取り組むココカラファインがランクイン

4位:ココカラファイン

4位には東名阪の3大都市を中心に店舗網を展開するココカラファインが入った。特に"労働時間の満足度""休日の満足度"などの項目が5社中2番目に高い得点となっている。同社は育児休業期間を最大で2歳まで延長可能で、育児短時間勤務も小学校6年生まで延長できるなど、法定水準を超える育児支援制度を運用。パートタイマーを含む従業員が、育児をしながら働き続ける事ができるような手厚い支援で知られる。

「店舗によると思いますが、私の配属されていた店舗では残業はほぼ無かったです。むしろ、残業については年々厳しくなり、時間内に終わるように上から言われておりました。休日出勤などは、余程のことがない限りありません」(店長 20代前半 男性)

5位:ウエルシア薬局

5位にはM&Aで規模を拡大し、業界首位のマツモトキヨシを打ち破り、昨年度22年ぶりに首位交代を実現させたイオン系ドラッグストア・ウエルシアが入った。人手不足を指摘する口コミもあり、上位企業には各項目で一歩譲る結果だったが、"労働時間の満足度"や"仕事のやりがい"、"給与の満足度"などでバランスよく高い点を稼いでいる。

「売り場づくりはあまり規定がなく、好きなように作らせてもらえる。また、医薬品については自分の専門的なところを発揮することができ、お客さまに喜んでいただけたときは、自分の自信にもつながるし、やりがいを感じる。お客様の立場にたって一緒に症状など、お悩み事に向き合うことができる人はかなりおすすめできる仕事だと感じる」(ショップスタッフ 20代前半 男性)


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