来週は近年にないレベルの寒波 全国各地で大雪と極寒に

2023年1月20日(金)10時30分 ウェザーニュース

2023/01/20 10:20 ウェザーニュース

来週は23日(月)に低気圧が通過した後、24日(火)頃から寒波が予想されます。今冬では最も強く、近年でもあまりないレベルの強い寒気で、全国の広い範囲で大雪のおそれがあり、非常に厳しい寒さとなる見込みです。

太平洋側も含む広範囲で積雪のおそれ

寒気のピークは24日(火)の夜から25日(水)の朝にかけてとなる見通しです。上空1500m付近の寒気の予想では、平地で雪になる目安の−6℃(赤い線)は奄美諸島付近まで、−12℃(紫の線)が関東〜九州南部付近まで南下します。
それよりもさらに強い−15℃(青い線)が九州や中国地方を中心とした西日本を中心に流れ込む見込みです。西日本の日本海側で高層観測を行っている福岡と松江で−15℃以下を観測することは珍しく、最も近い所では2016年1月24日に松江で−16.6℃を観測した事例があります。
これだけ強い寒気が南下するため、北日本や北陸だけでなく西日本でも雪雲が発達しやすくなる見通しです。雪雲は日本海だけに留まらず、太平洋側まで広がり、普段はほとんど雪の積もらない地域でも積雪のおそれがあります。シアーライン(風の流れが変化する境界線)が通過するタイミングでは、関東でも雪の降る所があるかもしれません。

寒さ厳しく関東以西でも水道管凍結に注意

24日(火)〜26日(木)の天気と気温

気温も非常に低く、特に西日本や東日本で極端な寒さが予想されます。25日(水)の最低気温は福岡市や広島市、東京都心で−3℃まで冷え込む見込みです。12月後半以降はあまり強い冷え込みがなかったこともあり、相当寒く感じられます。内陸部では−5℃を下回るような所がありますので、水道管の凍結に注意が必要です。
最高気温を見ても名古屋市は1℃、福岡市で2℃など低く、名古屋市の最高気温1℃台は2012年以来、11年ぶりになります。北日本も寒さは厳しく、仙台市や秋田市など東北の広い範囲で最高気温が0℃未満の真冬日の予想です。
最大限の寒さ対策を行って、体調を崩さないよう十分に注意をしてください。

ウェザーニュース

「寒波」をもっと詳しく

「寒波」のニュース

「寒波」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ