東北、北陸では雪が強まる 積雪急増や吹雪に警戒
2025年1月29日(水)8時20分 ウェザーニュース
2025/01/29 08:29 ウェザーニュース
今日29日(水)は朝から北陸、東北を中心に雨や雪が降っています。この後も降りやすい状況が続くため、山沿いなどでは積雪の急増に注意してください。
太平洋側でも積雪
上空5500m付近で−39℃以下の強い寒気を伴った低気圧が、今日29日(水)に東北付近を通過します。低気圧の周辺は大気の状態が非常に不安定になるため雪雲が発達しやすく、今朝は東北日本海側や北陸に強い雨雲や雪雲がかかっています。ウェザーニュースアプリからの天気報告でも、ドカドカと雪が降っているとの報告が多く届きました。
沿岸部を中心に風も強く、暴風雪警報が山形県や秋田県に発表されています。吹雪による視界不良に注意してください。
また日本海側だけなく太平洋側も内陸部を中心に雪が強まります。昨日まで積雪が無かった岩手県の花巻でも、今日は7時までの3時間で9cmの雪が積もりました。積雪の急増により路面状況が急激に悪化する可能性があるため、運転時は十分に注意しスタックに備えた装備などが必要です。
沿岸部では雪にならなくても霰(あられ)が強く降って、道路に積もることがあります。落雷や突風を伴う可能性があるため油断ができません。
明日にかけて雪や雨が降りやすい状況が続き、30日(木)夜までの積雪増加量は東北から北陸にかけての山沿いの広い範囲で50cmを超え、局地的には100cm以上に達する予想です。大規模な交通障害や山間部での雪崩、市街地では屋根からの落雪、倒木などに警戒をしてください。
西日本は次第に降雪ピーク越え
強い寒気の影響で昨日から西日本でも雪の降ったところがあり、山地を中心に積雪となりました。中国山地では24時間降雪量が30cm近くに達したところもあります。
今日は午後にかけて次第に雪や雨が降りにくくなる見通しですが、積雪や路面凍結によるスリップ事故、転倒などに十分注意してください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)