台風3号 史上初 3月に接近か

2018年3月27日(火)18時41分 tenki.jp

台風3号は、3月としては初めて日本へ「接近」するかもしれません。小笠原諸島では28日以降、雨が続き、風が強まるでしょう。週末は大荒れの天気となる恐れがあります。

小笠原諸島に接近か

台風3号ジェラワットは、27日午後3時現在、カロリン諸島をゆっくり西北西に進んでいます。この3号、3月としては初めて日本に「接近」する台風となるかもしれません。3号が発生したのは3月25日午後3時。3月の平年の発生数は0.3個で、3月に台風が発生するのは珍しいことではありません。ただ、本土はもちろん、沖縄・奄美や小笠原諸島も含め、3月に日本に「接近」したことは、1951年の統計開始以来1度もありません。「接近」とは、台風の中心が国内のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を指します。

小笠原諸島は週末、荒れた天気に

台風3号は28日以降、フィリピンの東を発達しながら北上します。今週末には日本の南から小笠原近海に達し、小笠原諸島(父島)に「接近」の条件を満たす可能性があります。小笠原諸島では台風周辺の湿った空気の影響で、28日以降、雨の降りやすい日が続き、風が強まるでしょう。波は次第に高くなり、台風の進路次第では、1日頃は大しけとなる恐れがあります。台風の北上スピードが比較的遅いため、強風や高波の影響が長く続くことも考えられます。また、進路はまだ定まっていませんので、最新の台風情報に確認してください。

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