毛玉と見間違えに注意!? 冬服をしまう前の害虫対策

2025年4月27日(日)5時10分 ウェザーニュース

2025/04/27 12:00 ウェザーニュース

このところ明るい陽射しに爽やかな日が続き、洗濯の機会が増えてきました。冬服をしまう時季になってきましたが、皆さんはもう衣替えをしましたか?
ウェザーニュースが4月16〜17日に実施したアンケート調査では、すでに衣替えをした人は12.5%で、まだ途中の人(47%)やまだしてない人(40.5%)が大半を占めました。

これから衣替えを行う人も多いようですが、衣替えの時期に見逃しがちなことがあるそうです。
防虫をしたつもりが見逃していたことがあり、大切な服に被害が出ることもあるというのです。そこで虫ケア用品最大手のアース製薬に、冬服をしまう前にすべき害虫対策について教えていただきましょう。

「化学繊維だから」「汚れていない」は油断!?

いよいよ衣替えの季節ですが、油断するとお気に入りの衣類に被害が出ることになりかねません。
「衣類には害虫がつき食害されることがあります。特に害虫はカシミヤやウールなどの動物性の繊維を好みます。
ただ、ナイロンやポリエステルといった化学繊維や綿にも食害の心配がないわけではありません。例えば、食べこぼしや皮脂などがついていた場合、そこから食害されてしまうこともあります」(アース製薬)
しかも、衣類害虫のリスクは見落とされてしまうこともあるといいます。
「食べこぼしや皮脂汚れは、見た目にはわからない微かなものでも害虫にとっては栄養源となります。冬物に汚れが見当たらないからとそのまま収納してしまうと、次シーズンに出した時に被害にあっているおそれもあります。
また、衣類害虫には、イガやコイガなどのように、繊維を利用して巣を作り潜むものもいます。巣は一見しただけでは毛玉のようですが、衣類の繊維を噛み切って材料とするため、気づかずに被害を拡大してしまうのです」(アース製薬)

衣類害虫はどこから?

いつの間にか衣類についてしまう害虫、どこからやって来るのでしょうか。
「家庭での主な衣類害虫は、イガ、コイガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシの4種です」(アース製薬)

「どれも成虫は衣類を害することはありませんが、外出時の衣類や外干し中の洗濯物について、家の中に侵入します。そして、クローゼットや衣装ケースに入り込んで産卵します。
この卵から孵(かえ)った幼虫が衣類の繊維をエサや巣の材料とするのです」(アース製薬)

大切な衣類を守るための対策には、5つのポイントがあるといいます。

(1)しまい洗い
衣替えの基本ですが、しまい洗いは必ず行いましょう。
「見た目にわからない食べこぼしや皮脂を残さないために、必ずしまい洗いをしてから収納するようにします」(アース製薬)
(2)虫を入れない
原因となる虫を家の中に入れないよう注意します。
「洗濯物を干した後、外出から帰ったときなど、虫がついていないか気をつけましょう。家の中で衣類害虫を発見した場合は、駆除スプレーで退治しましょう」(アース製薬)
(3)収納場所の掃除
衣替えのときに忘れずに行いたいのが収納場所の掃除です。
「衣類から出る綿ぼこりなどが溜まりがちです。衣類を収納する前に収納場所はキレイにして、その後も定期的に掃除するようにしましょう」(アース製薬)
(4)防虫剤を正しく使用
防虫剤は適切に使用してこそ効果を発揮します。
「大切な衣類を守るためには、防虫成分がきちんと広がることが重要です。収納場所がクローゼットか引き出しか、あるいは大きさによって設置場所や必要量が異なります。必ずパッケージの使用法を確認して使いましょう」(アース製薬)
(5)湿気に注意
収納場所に湿気がこもらないように注意します。
「湿気があると衣類害虫が繁殖しやすい環境となってしまいます。こまめな換気を心がけましょう」(アース製薬)
せっかく収納しておいたお気に入りの衣類が使えなくなってはがっかりです。次シーズンのためにも正しく対策したいですね。

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