風力発電の羽根が落下し81歳死亡、運営会社「前日の点検で異常なかった」…社長ら現場に
2025年5月3日(土)20時29分 読売新聞
羽根が折れた風車の確認に向かう盛高社長ら(3日午前、秋田市で)
秋田市の新屋海浜公園で2日、風力発電施設の羽根が折れて落下し、近くで頭に傷を負って倒れていた男性(81)が死亡した事故で、施設を運営する「さくら風力」(本社・東京都)の盛高健太郎社長らが3日、報道陣に「事故前日の点検では異常がなかった」と説明した。所管する経済産業省の職員は現地調査に入った。
羽根が折れたのは新屋浜風力発電所(1基、総出力1990キロ・ワット)。同社によると、社員が月1回、風車を止めずに目視で点検しているが、事故前日に実施した際は異常がなかった。風車を止めて行う法定点検は春、秋の年2回で、直近の3月に異常は見当たらなかったという。盛高社長は3日に現場を訪れ、「亡くなられた方のご
秋田県警は、事故原因や男性の死因を調べている。