酒気帯びで救急車を運転し事故か、熊本・天草の20代男性隊員…出勤前のアルコールチェック実施せず

2025年5月8日(木)23時31分 読売新聞

熊本県

 熊本県天草市の天草広域連合消防本部は8日、1月に緊急走行中の救急車が事故を起こし、運転していた男性隊員(20歳代)が出勤時に酒気帯び運転をしていた疑いがあることを明らかにした。けが人はおらず、救急搬送を要請した人の容体に影響はなかった。

 消防本部によると、1月29日午前11時頃、同市楠浦町釜で隊員がハンドル操作を誤って救急車がスリップし、店舗兼住宅に衝突した。県警天草署の呼気検査では、呼気から1リットルあたり0・14ミリ・グラムのアルコール分が検出された。基準値(0・15ミリ・グラム)未満のため物損事故として処理されたが、同署は車での出勤時には基準値を上回っていた可能性もあるとして、道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で調べている。

 消防本部は勤務者全員に対し、出勤時に責任者と対面でアルコールチェックを実施するように求めている。しかし、隊員は対面でのチェックを行わず、アルコールの検出はなかったと報告していた。隊員は事故後、消防本部の調査に「前日の夜に焼酎を飲んだ」と話したという。

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