清水宏保氏が交通事故で負傷した新濱立也ら日本代表に“金言”「何かのきっかけになれれば」

2025年5月8日(木)15時14分 スポーツ報知

宮崎で行われている日本スケート連盟の日本代表合宿にアドバイザリーボードとして参加している清水宏保氏(カメラ・松末 守司)

 98年長野五輪のスピードスケート男子500メートル金メダリストの清水宏保氏が、4月16日に交通事故に遭い顔面骨折などの重傷を負って復帰した新濱立也(高崎健康福祉大職)らに“金言”を送った。

 6日から宮崎でスタートしている日本スケート連盟の日本代表合宿にアドバイザリーボードの一員として参加している。8日、報道陣の取材に応じ、「7日の夜に選手に話をさせてもらったんですが、交通事故を起こしてオリンピックに挑む選手がどれだけの人数いるのか。それを超プラス思考でとらえていくことで、今後が変わってくる。そこへの対処の考え方があるのではないのかなとみんなには話しました」と思いを伝えた。

 自身も2002年ソルトレークシティー五輪(米国)の前年10月にカナダ・カルガリーでの合宿中に交通事故に遭い腰を痛めた。それが響いて1000メートルの出場権は得られなかったとはいえ、500メートルでは銀メダルを獲得した。「僕は期間が短かったんで、オリンピックの約3か月前で2か月間練習できないというのがあったんですけど、それが人生の経験の糧になればいいなと、とらえていました。スケートを終わったあともそれは財産になっているので」と話した。

 来年のミラノ・コルティナ五輪に向けて「メダルを取ってほしいですね。新濱選手もそうですし、若手にも育ってもらいたいなと。100%関わることはできないですが、ちょっとでも彼らのサポートになれば。何かのきっかけになれればと思います」と後輩たちを全力でバックアップしていく。

スポーツ報知

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