埼玉・三郷の小学生ひき逃げ容疑者、事件30分前まで中華料理店に…数時間にわたり飲酒か
2025年5月19日(月)20時26分 読売新聞
小学生の列に車が突っ込んだ現場付近を調べる警察官ら(14日、埼玉県三郷市で、読売ヘリから)=中村光一撮影
埼玉県三郷市で小学生4人が重軽傷を負ったひき逃げ事件で、道路交通法違反(ひき逃げ)などの容疑で逮捕された中国籍で同市、解体工の男(42)が事件の約30分前まで、市内の中華料理店にいたことが捜査関係者への取材でわかった。店周辺の防犯カメラに男が映っており、数時間にわたり飲酒していた可能性があるとみている。
事件は14日夕に発生。男は18日朝、県警吉川署に出頭した。逮捕後の調べに「相手が大丈夫と言っていたのでその場を離れた」などと供述していた。
防犯カメラの映像などから、飲酒運転の発覚を免れる目的で現場から逃げた疑いが強まったとして、県警は19日、自動車運転死傷行為処罰法違反の容疑を過失運転致傷から過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱に切り替え、さいたま地検越谷支部に送検した。
車に同乗していた中国籍で同市の会社員(25)についても19日、道交法違反(飲酒運転同乗)の容疑で同支部に送検した。
車は15日、現場から約2キロ南にある建設会社の寮で見つかった。