赤信号で追突の車が逃走、飛び乗ったトラック運転手を乗せ700m走行…殺人未遂容疑の男「気が動転」
2025年5月29日(木)13時46分 読売新聞
茨城県警察本部
27日午後10時頃、茨城県結城市城南町の国道交差点で、赤信号で停止中のトラックに乗用車が追突する事故があった。乗用車が逃げようとしたため、トラックから降りていた群馬県太田市の運転手の男性(62)がボンネットに飛び乗って制止しようとすると、乗用車はそのまま700メートルほど走った。
男性がボンネットから降りた後も、車は逃走を続けたが、28日午前中、車を運転していた茨城県筑西市市野辺、会社員荒川卓也容疑者(32)が結城署に出頭してきたため、同署は同日、殺人未遂容疑で逮捕した。
発表によると、ボンネットに乗った男性への殺意を持って車を走らせ、軽傷を負わせた疑い。荒川容疑者は「追突事故を起こして気が動転していた」などと容疑を認めているという。
県警によると、荒川容疑者の車は男性を乗せたまま時速40キロほどで走行。右折を2回、左折を1回行った後に一度停止し、男性が降りたとみられる。車は前部が破損していたという。