完熟前のキウイを甘くする裏ワザ 一緒に保存すると良い食材は?
2024年6月8日(土)13時20分 ウェザーニュース

2024/06/08 05:00 ウェザーニュース
果肉の色が鮮やかな緑、黄色で見るからにおいしそうなキウイ。国産のキウイの旬は秋ですが、主産地であるニュージーランド産のキウイは今が旬です。
キウイを買ったけれど、なんだか少し固いかな? と思うことがありませんか。固いキウイを甘くする裏ワザを、ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社PRマネージャー、栗田麻衣子さんに伺いました。
食べごろなキウイの見分け方
キウイには、果肉が緑のグリーンキウイと黄色のゴールドキウイがあります。
「どちらも豊富な栄養素が含まれており、特にビタミンCの含有量はイチゴやレモン果汁よりも多く、果物の中でもトップクラスです。
このグリーンキウイもゴールドキウイも、皮の色からは熟度を知ることができません。食べごろのものは、やさしく包み込むようにして持ったとき、弾力を感じます。これが完熟キウイです。
甘くなっているので冷蔵庫に入れて保存してください。ただ、冷蔵庫に入れていても追熟してしまうので、早めに食べるようにしましょう」(栗田さん)
キウイを甘くする裏ワザとは
まだ固いキウイの場合はどうすればよいのでしょうか。
「キウイがまだ固いかなと感じられる場合、追熟が必要です。こういう時は、冷蔵庫に入れるのではなく、室温の状態で追熟させます。冷蔵庫より早く追熟します。
早く追熟させたい場合は、リンゴやバナナと一緒にポリ袋に入れて室温で2〜3日置きます。
これは、リンゴやバナナが種子の発芽を促したり、果実を成熟させる働きのある『エチレン』を出すためです。これらを一緒に入れることで、ポリ袋の中にエチレンが放出され、その効果でキウイが追熟するのです。
毎日固さをチェックして、弾力が感じられるようになったら冷蔵庫に入れて、冷たくしてお召し上がりください」(栗田さん)
追熟が進んで柔らかくなりすぎたものは、冒頭の画像のように横に二つ割りにしてスプーンですくうと簡単に食べることができます。
これから陽射しが強くなり紫外線が気になる時季です。健康な肌のためには欠かせないとされるビタミンCたっぷりのキウイを食べて、夏にむけて備えましょう。