年上上司に「アイス買ってこい」、勤務中パチンコも...懲戒処分の福山市職員にSNS驚き これまでの勤務態度に問題は
2025年5月2日(金)19時29分 J-CASTニュース
広島県福山市は2025年4月25日、上司に「アイスを買ってこい」などの命令的な言動や侮辱的な言動を複数回行うなどした55歳の職員に対し、停職処分を下した。
この職員はこれまでの勤務態度に問題はなかったのだろうか。福山市人事課は、この職員に対する懲戒処分は「今回が初めて」と明かした。
「ストレスの緩和を目的に行ったもの」
J-CASTニュースの取材に応じた福山市人事課によると、当該職員は24年4月から9月にかけて、上司に対しほかの職員が見ているなかで「侮辱的な言動や、命令的な言動」を複数行い「課内の秩序を乱した」という。命令的な言動の例としては、「アイス買ってこい」など、市販のお菓子やアイスクリームを買いに行くよう言いつけるものだった。なお、上司は「命令」に従っていないという。
さらにこの職員は、9月から11月にかけて、勤務時間中に行き先を偽って伝え、「自身の所有する自家用車でパチンコ店に向かい遊戯に興じる」といった行為を複数回行った。
市は「職務上の義務に違反」するとして、この職員に停職1か月の懲戒処分を下した。
こうした言動の理由について、「クレーム対応などの市民対応を行う中で溜まったストレスの緩和を目的に行ったもの」としている。この職員は退職の意向は示していないという。
これが複数メディアで報じられると、SNSでも大きな注目を集め、Xでは「よくそんな人が市役所受かったね」「上司をパシリに使うメンタル強い」といった声が寄せられた。また、上司の方が年上だったことも報じられると、「上司の方が年上で横転」「年齢も上の上司にこんなんだったのか.........」など驚きの声も上がった。
この職員はこれまでの勤務態度に問題はなかったのだろうか。福山市人事課は、「勤務中に言動がきついという場面はあったとは聞いています」と明かした。懲戒処分は「今回が初めて」という。