【台風第６号に関する情報】平成30年6月15日16時42分 気象庁予報部発表

平成30年 台風第6号に関する情報 第4号
平成30年6月15日16時42分 気象庁予報部発表

台風第６号は１６日にかけて沖縄・奄美に接近する見込みです。沖縄・奄美では、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高波に警戒してください。強風や落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

［台風の現況と予想］
　台風第６号は、１５日１５時には与那国島の南南西約２００キロにあって、
１時間におよそ１０キロの速さで東へ進んでいます。中心の気圧は９９２
ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は１８メートル、最大瞬間風速は２５メートルです。また、現在南西諸島には梅雨前線が停滞し、活動が活発となっています。
　台風は今後東北東に進み、１５日夜にかけて先島諸島に、１６日には沖縄本島地方や奄美地方に接近する見込みです。梅雨前線は１６日にかけて南西諸島に停滞し、活動は活発な状態が続くでしょう。

［防災事項］
＜大雨・雷・突風＞
　沖縄本島地方では、降り始め（１３日１２時）からの雨量が３００ミリを超えており、土砂災害の危険度が高まっている所があります。
　台風第６号や前線の影響で、沖縄・奄美では大気の状態が非常に不安定となるでしょう。１６日にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨による災害が発生するおそれがあります。
　１６日１８時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で
　　　沖縄地方　　　　　　　　　　　２５０ミリ
　　　奄美地方　　　　　　　　　　　２００ミリ
　その後１７日１８時までの２４時間に予想される雨量は、多い所で
　　　沖縄地方、奄美地方　　５０から１００ミリ　の見込みです。

　大雨による土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

＜強風・高波＞
　沖縄・奄美では、１６日にかけて強い風が吹き、海はうねりを伴いしけるでしょう。沖縄本島地方と奄美地方では、１６日には非常に強い風が吹き、大しけとなる見込みです。

　１６日までに予想される最大風速（最大瞬間風速）は
　　沖縄地方、奄美地方　　　２０メートル（３０メートル）
　１６日までに予想される波の高さは
　　沖縄地方、奄美地方　　　　６メートル
です。
　うねりを伴った高波に警戒し、強風に注意してください。