がけ崩れと土石流の前兆 発見したらすぐに避難を

2021年7月3日(土)16時38分 ウェザーニュース

2021/07/03 16:33 ウェザーニュース

今日3日(土)は梅雨前線による影響で静岡県や関東南部で大雨となり、静岡県や神奈川県では土砂災害が発生しています。今夜以降は再び雨が降りやすくなる予想です。大雨となった地域では、引き続き土砂災害に警戒してください。
土砂災害は、早めに発生の前兆を察知して、明るいうちに避難することが重要です。ここでは、がけ崩れと土石流の前兆について説明します。

がけ崩れとは、地中に大量の水分を含み、土の層から急激に斜面が流れ落ちることを言います。
がけから割れ目、ひび割れが入るということはすでに土の層に隙間ができ、土砂崩れが起きる手前になります。また、山の木と木がこすれ合うことで異様な匂いが漂います。

土石流とは山の土砂や木、川底の石や土砂が上流で溜まり、大雨などによって一気に下流へと押し流されるものをいいます。
このため、川に流木が混ざったり濁ることがサインになります。また川の水位が急に下がるということは、上流で川の水がせき止められていることになります。

発見したらすぐに避難を

昼間に土砂災害の前兆を見たり、小規模でも崩れた箇所を見つけたら、明るいうちに、すぐにその場を離れ、親戚や知人の家に避難しましょう。
夜になると周囲が暗く、大雨の中では水路と道路との区別がつかず、流される危険性があります。電話などで消防や自治体に助けを求めることも一つの方法です。

参考資料など

写真・動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

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