台風12号は昼頃に先島諸島に最接近 宮古島は暴風波浪警報が発表中
2021年8月22日(日)5時20分 ウェザーニュース
2021/08/22 05:18 ウェザーニュース
8月22日(日)4時現在、台風12号(オーマイス)は宮古島の南東の海上を北北西に進んでいます。
今日の昼頃に先島諸島に最も近づき、その後は東シナ海を弱まりながら北上して、週明けには熱帯低気圧に変わる予想です。
▼台風12号 8月22日(日)4時
存在地域 宮古島の南東約180km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北北西 15 km/h
中心気圧 998 hPa
最大風速 25 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
台風の進路に近い先島諸島で風雨強まる
22日(日)朝の雨の予想
台風12号は太平洋高気圧の縁に沿って、このあと昼頃にかけて先島諸島に近づく見込みです。台風の中心を取り巻く活発な雨雲が次第にかかり、局地的には1時間に30mmを超えるような激しい雨が予想されます。
今回の台風は中心の近い所に活発な雨雲が密集しているため、接近に伴って急に雨・風が強まってます。すでに沖縄県宮古島市には暴風波浪警報が発表中です。
また、先島諸島近海では最大で5m、沖縄本島近海でも3mの高波が予想されますので、海岸には近づかないようにしてください。
熱帯低気圧に変わった後は西日本に影響か
24日(火)の予想雨量
台風は沖縄付近を通過した後、週明けは東シナ海を北よりに進む見込みです。週明け23日(月)には対馬近海で熱帯低気圧に変わる予想となっています。
現時点では直接の影響は大きくないとみられますが、熱帯低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むことで、西日本では局地的に雨の強まる可能性があります。一連の大雨の影響が残っている地域では、週明け以降の熱帯低気圧の動向に注意が必要です。
平年の台風発生数
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風12号の名前「オーマイス(Omais)」は米国が提案した名称で、「徘徊」という意味のパラオ語からとられています。