年末寒波がピークに 新潟では半日で50cm以上も積雪増加
2018年12月28日(金)10時55分 ウェザーニュース
2018/12/28 11:19 ウェザーニュース
新潟県南魚沼市より(28日7時30分頃の様子)
今日28日(金)は今回の一連の寒波のピークとなり、日本付近は非常に強い冬型の気圧配置になっています。
北海道から山陰にかけての広い範囲で雪が降り、雪雲の一部は太平洋側まで流れ込んできました。
そのため、大阪や神戸、岡山などで初雪を観測しています。
<初雪を観測した地点(27日夜〜28日)>
岐阜、津、神戸、大阪、岡山、佐賀、和歌山、長崎、熊本、福岡
積雪急増 半日で約50cm増えたところも
日本海側は局地的に雪が強まり、特に新潟県を中心とする山沿いで積雪が急増しています。
新潟県湯沢町では、昨日27日(木)18時の段階で0cmだった積雪が、10時の段階で58cmまで増加。半日あまりで50cmを超える新たな雪が積もりました。
<28日10時現在の積雪深(前日差)>
湯沢(新潟) 58cm(+58cm)
みなかみ(群馬)45cm(+45cm)
猪谷(富山) 43cm(+43cm)
桧枝岐(福島) 78cm(+46cm)
野沢温泉(長野)34cm(+32cm)
あさってにかけても雪が続く 雪崩や視界不良にも注意
これから明日29日(土)、明後日30日(日)にかけても冬型の気圧配置は続くため、日本海側の雪はさらに増えていきそうです。
山沿いの多いところでは新たに1mを超えるような雪が予想され、急激に積雪が増えることで雪が不安定になって雪崩や落雪が発生しやすくなります。
また、路面状況の悪化に伴い、運転が困難になることもありますので、冬タイヤや滑り止めを装備していても油断は出来ません。
風も強く、吹雪による視界の悪化にも注意が必要です。