三大流星群「しぶんぎ座流星群」 年明け早々に出現!

2019年12月30日(月)11時25分 ウェザーニュース


2020/01/03 11:10 ウェザーニュース

2020年になって早々に、「しぶんぎ座流星群」の活動がピークを迎えます。
活動のピーク(極大)は1月4日(土)の17時頃と予想されているため、観測は4日(土)夜〜5日(日)夜明け前がおすすめで、遅い時間ほど多くの流れ星を見ることができそうです。

期待できる流星数は?

1月5日(日)4時頃 東京の空

日本で観察しやすい時間帯が、極大から大きくずれているため、流星の数は少なくなると思われます。ただ、月明かりの影響はないため、空の暗い場所で1時間あたり最大20個程度の流星が見られそうです。
流星は放射点を中心に放射状に出現します。流星は放射点の付近だけでなく、どちらの方向にも現れるので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにして観測するのがおすすめです。

活動が活発な期間は短い

しぶんぎ座流星群のもととなるチリの帯は、地球の公転面と直角に近い角度で交差するため、地球はチリの帯を短時間で抜けてしまいます。
このため、しぶんぎ座流星群の活動は、ふたご座流星群やペルセウス座流星群など他の流星群に比べて、活動が活発な期間(流れ星を多く観測できる期間)が短いという特徴があります。
多くの流れ星をみたいという方は、放射点が高く昇る、5日(日)の未明〜明け方にかけての時間に観測するのがおすすめです。

気になる天気は?

4日(土)夜〜5日(日)夜明け前頃は、北日本中心とした冬型の気圧配置になると予想しており、流星群観測は西日本太平洋側を中心にチャンスがあります。
関東沖では雲が発生しやすい予想で、関東南部を中心にでは雲の隙間を狙って観測することになりそうです。


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