輸血経験者が命や献血の大切さを伝える動画を公開
2025年3月12日(水)16時17分 PR TIMES
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130287/45/130287-45-b56dc1368bd87f53e9bd4a91d0ea241e-553x312.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
◆LIFE GOES ON #5 献血がくれた「たからもの」(8分49秒)
【公開場所】
・神奈川県赤十字血液センター公式 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/kanagawakenketsu
・動画URL https://www.youtube.com/watch?v=Ul2B5lvOiGo
神奈川県赤十字血液センター(横浜市港北区)は、2025年1月15日(水)、献血が誰かの命につながっていることを伝えるため、輸血経験のあるミユキさんとそのご家族にご協力いただき動画を公開しました。動画のタイトルは『LIFE GOES ON#5(ライフ ゴーズ オン ファイブ) 献血がくれた「たからもの」です。
「献血や輸血は私の人生には関係がない」と思っていたミユキさん。社会人として元気に働いていたある日、いつものバス停から家まで歩けなくなり、すぐに大きな医療機関へ救急搬送されました。そして、医師から告げられたのは「非常に稀な命に関わる重篤な病。状態は非常に悪く、明日の命も分からない」という言葉。
およそ献血48人分の輸血により命がつながったミユキさんとそのご家族の実話をもとに動画を制作し、命や献血の大切さを伝える動画となっています。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130287/45/130287-45-f79a6f98f29cc2eb05196ae889a03aa4-487x431.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]闘病前のミユキさんと妹さん[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130287/45/130287-45-ea99659a27175cb9c714207581301dbb-326x434.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]闘病後、ミユキさんにとっての 「たからもの」が誕生[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130287/45/130287-45-74f066f4669133b8f1cad2ecd3c87d08-553x423.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]庭でひまわりを育成中 いま幸せと感じる瞬間・・・
輸血を受ける患者さんは、献血した方の情報を得ることができません。一方、献血した方も、自分の血液が誰かの命につながると実感する機会は多くありません。輸血が必要な患者さんのために「あの時、献血して良かった」「これから献血をしよう」と思っていただける方がお1人でも増えることを目的に、動画を公開しています。
また、過去のミユキさん同様に「献血や輸血は私の人生には関係がない」と思っている方にも、本動画を視聴いただき、献血に挑戦していただきたいという願いも込めています。
※出演してくださったミユキさんへの取材等も調整しますので、ご希望の際はご相談ください。
◆神奈川県内 輸血用血液製剤の供給量が過去最多
県内の医療機関で使用される輸血用血液製剤の供給量が急増しており、献血者確保に大変苦慮しています。特に赤血球製剤の供給量は、2010年度380,747単位から2023年度431,047単位と急増し、この14年間で13%も増加しています。また、今年度(2024年度)の供給量の見込みは437,497単位※1であり、過去最高となる見通しです。
この著しい赤血球製剤の供給量増加は、高齢化の影響により輸血を必要とする患者の増加、コロナ禍以降手術件数の増加、在宅医療での使用量増加など複数の要因が重なっていることが挙げられます。
赤血球製剤のもととなる全血献血の献血者数は、過去最高数にもかかわらず、急増する医療機関からの需要には追い付いていません。2024年度4月から1月までの全血献血の献血者数は、前年度比で4,613人多く、過去最高を記録しています。しかし、県内の全血献血だけでは医療機関からの需要に対応することが困難であることから、関東甲信越ブロック内(1都9県で構成)で日々需給調整を行い医療機関へ血液製剤を供給しています。
※1 今年度の赤血球製剤供給量の見込みは、2024年4月〜2025年2月までは実績、2025年3月は
計画数で算出しています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130287/45/130287-45-1e506863382517d2b192cf21fb73ada6-953x575.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]過去最多の供給量を更新中 ※200mL献血を1単位と換算しております。[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130287/45/130287-45-f9e8c2c7b43006b4625ba62279be0016-959x575.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]医療機関からの需要に対応するための 必要な献血者数を県内だけでは確保できていない
◆若い世代の献血者が減少
日本国内では、少子高齢化により献血可能人口が減少しています。さらに、10代〜30代の献血協力者数はこの約10年間で33%(2013年約242万人から2023年約162万人の約80万人)も減少しています。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/130287/45/130287-45-0f310f2f0b6d50c6d2b0f6801818090b-891x540.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
輸血用血液製剤を使用している方の約85%は50歳以上の方々である一方、献血者の60%以上は50歳未満の方々です。日本の少子高齢化が今後ますます進んでいくと、将来の安定供給に支障をきたす恐れがあります。
血液は人工的に造ることができず、また長期保存することもできません。また、神奈川県内では1日900人の献血協力が必要です。輸血が必要な方へ安定的に血液をお届けするためには、輸血用の血液を十分に確保する必要があり、特に若い世代の献血への協力が不可欠になっています。
◆報道機関の皆さまへ
若い世代に献血を普及、啓発していくことは、今後の輸血医療を支えるために、とても重要な課題となっています。輸血経験のある方が出演する動画を機会に、献血の現状をメディアで取り上げていただくことで更なる普及、啓発が図れると考えております。
このような取り組みの趣旨をご理解いただき、献血状況や動画などを取材していただきたく、特段のご配意を賜りますようお願い申し上げます。