橋本組が挑んだ極限の技術 大阪・関西万博ハンガリーパビリオン完成
2025年4月9日(水)15時16分 PR TIMES
株式会社橋本組(本社:静岡県焼津市、代表取締役:橋本真典)は、2025年4月13日から開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)のハンガリーパビリオンにおいて、Bayer Construct Zrt(本社:ハンガリー、最高経営責任者:Balazs Attila)、株式会社綜企画設計(本社:東京都中央区、代表取締役社長:原澄雄)とともに手掛けてまいりました建設工事が、このたび無事に完了いたしました。ハンガリーの魅力と豊かな伝統文化をぜひ会場にてご体感ください。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134835/13/134835-13-08e035d8ea2e78077c33ce23722ccf5b-2951x2214.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ][画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134835/13/134835-13-0cfe44f2d532407a62f7abd6338c9c6b-2213x1687.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
パビリオン建築物の匠の技
■「ひらひら」—革新のファサード、建築と自然の融合
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134835/13/134835-13-63976267c61aeb0cbe331d0c085c5ac2-1302x1767.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]「ひらひら」と呼ばれる風に揺れる様子が美しいファサード「ひらひら」と呼んでいる特徴的なファサードは、当初は金属での設置が想定されていましたが、万博会場である夢洲の厳しい風条件に耐えるための強度計算結果のもと、安全性を最優先に考慮し、しなやかで耐久性に優れたテント生地を採用しました。35,500枚、4色、7種類の長さの「ひらひら」は、すべて手作業で取り付けられ、風に揺れる様子が風鈴や短冊のように美しく、建築物でありながらまるで自然の一部のように柔らかく環境と調和します。本体とは独立した斜めに建つ鉄骨柱にワイヤーを通して設置することで、有機的で温かな印象を与えています。
■精緻なドーム構造—設計と施工の技術的挑戦
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134835/13/134835-13-76d70dea2c2273ea844da3dbe018f02f-587x602.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]鉄骨と杉材の精密施工のドームは、干し草をイメージしデザインされたパビリオンのドームは鉄骨造を基に設計され、内部は防音仕様、ホール中央にはダイナミックな演出を可能にする回転ステージを搭載。外装は杉の角材をらせん状に組み上げました。この複雑な構造は、3D設計による精密なシミュレーションを忠実に再現した加工・組み立て技術によって実現。さらに、球体ではない形状ゆえに高度な施工技術が求められ、特に木材の取り付けには、鉄骨からブラケットをミリ単位で延長し、さらにミリ単位で加工した木材を間違いなく固定するといった緻密なプロセスを採用しました。
■短工期と多様な建材 ー精密な施工管理で挑むプロジェクト
現場乗り込みから引き渡しまでが1年間という限られた時間のなかで施工精度とスピードを両立するため、地下階躯体構造の設計をPC※で行い、現場作業の省力化による工期短縮を実現しました。狭い敷地内で、地下・ビジネス棟・ドームの同時施工をするためには、常時100人以上の職人の流れを管理する必要があり、その調整には膨大な労力が注がれました。さらに、床及び壁にALCパネル(軽量気泡コンクリート)、壁に木サイディング、屋根に屋上緑化や防水デッキプレート等々、多様な建材が組み合わさる複雑な施工を実現する中で、新たな知見を得る貴重なプロジェクトとなりました。 (※プレキャスト=工場で製造したコンクリート部材を現場で組み立てる工法)
■3DCADの活用—施工精度を高める技術
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134835/13/134835-13-0a44d6c93cfb377823fedd0ea9d177f3-1823x924.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]レブロによるパビリオン横断面図従来を超える複雑な設備システムと膨大な施工量に対応するため、レブロ(3DCAD)を駆使した設備設計を導入。シミュレーションを活用することで、施工現場の精度を向上させ、緻密な工程管理を可能にしました。
■災害復興の象徴—福島県産資材の採用
このパビリオンには、日本の復興を象徴する福島県産の建築資材を採用。単なる建築物ではなく、未来へ向けた希望のメッセージを込めた空間となっています。
ハンガリーパビリオンの概要
ハンガリーパビリオンは、伝統と未来をつなぐ架け橋として設計されました。未来を築くためには、過去を理解し、敬意を払うことが重要です。このパビリオンでは、ハンガリーの大切な文化である民族音楽をテーマに、訪れた方々がその価値を体感できる空間を提供します。
■没入型シアタースペース
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134835/13/134835-13-2787d37c7471be1f954a34327eb1dd92-501x282.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]シアタースペースイメージパビリオンの最大の見どころである没入型シアタースペースでは、映像と音楽を通じて自然との深い関わりを表現しています。音楽という普遍的な言語を用い、ハンガリーの文化と自然観をゲストにわかりやすく伝えます。
■文化の類似点と未来への展望
ハンガリーと日本の文化に共通する「人間と自然との密接な関係」に焦点を当てています。この展示は、両国の類似点を探りながら、過去から学び未来を形づくるというテーマを体感できる特別な空間となっています。
株式会社橋本組の概要
橋本組、世界へ。静岡からグローバル市場への挑戦
私たち橋本組は、創業102年の歴史を持つ総合建設企業として、この大阪万博を足がかりに世界市場へと挑戦していきます。
掲げる目標は「トリプル1,000」—社員1,000人、売上1,000億円、平均給与1,000万円。
これからも、世界の舞台で技術力を発揮し続けます。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/134835/13/134835-13-2a3059d6297e6735a5fd121d7955d723-2048x1366.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]株式会社橋本組 本社[代表取締役]橋本 真典
[所在地]静岡県焼津市本町2丁目2番1号
[創業]大正11年12月
[従業員数]288名(2025年4月時点)
[企業サイト]https://www.hashimotogumi.co.jp/(https://www.hashimotogumi.co.jp/)