想像力を膨らませ創造力に!唯一無二のバルーンを未来に放つ!!バルーンの魔術師「株式会社エアロテック」
2025年4月22日(火)10時0分 PR TIMES STORY
無限に広がるバルーンの可能性を模索し、様々な製品を開発。その技術で、国内外にその名が知られる『エアロテック』は、平成7年創業、40人の従業員を擁するバルーン会社です。平成30年度、「足立ブランド企業」に認定されました。バルーンショップを1階に置く東京都足立区竹の塚の本社にて、次々に新しいアイデアを製品へ昇華させてきた大曽根社長にお話を伺いました。
<コンサートやイベントで大活躍!バルーンを駆使した巨大なオブジェ>
▎多分野でバルーンの可能性を見出してきた夢あふれる会社
バルーンを駆使した巨大なオブジェ、コンサートなどのイベント、テーマパークの舞台装置など各方面から支持を受け、引く手あまたの『エアロテック』。
「足立で創業して30年。こんな会社が竹の塚にあったのかと知っていただき、地域に貢献できれば。」
という同社の大曽根康弘社長。機知に富んだアイデアやこれまで誰も思いつかなかった発想で数々のバルーンを開発、ある時は文化芸術や社会貢献にまでその可能性を広げ、社会にバルーンの有用性を証明してきた、日本のバルーン業界を牽引するひとりといっても過言ではないでしょう。
「足立ブランドに参加させていただいたのは割と最近です。バルーンには、鉄骨などの金属加工品や、ウレタンなど樹脂製品も多く使います。足立区にはそうした関連の業種をはじめ、素晴らしい技術を持つ会社が数多くあります。業界は違えども、お互いの技術を融合して新製品や商品開発ができると期待して参加を決めました。さらに他社さんとコミュニケーションを密に取り、製品開発に邁進して行きたいと思います。」と語ります。
大曽根社長がバルーン業界に入るきっかけになったのは、大学卒業後勤めた、足立区内の販促会社だそうです。
「販促イベントの一環でバルーンリリースをした時のことです。リリース前、バルーンが飛んでいかないように風船を黒いネットの中に固まりにしてキープして置くのですが、どうも美しくない。そこで網の目が見えない透明な防鳥ネットを使うことを思いつきました。」こうしていくつもバルーンリリースを成功した大曽根さんの評判は広がり技術を研鑽、今でも語り草になっているイベントで成功を収めることになります。
5月15日はJリーグの日で、今でもその記念日には当時の映像がよく映し出されます。平成5年、Jリーグサントリーシリーズの開幕戦で、試合前のセレモニーに登場した大きな地球儀のモニュメント。その中から、Jリーグのマスコット「Jリーグキング」のバルーンが登場しました。当時は珍しかったこの画期的な演出は、観客に大きな感動を与え、メディアの注目を集めました。
業界では大曽根さんの名が知られ、リリースから大きなものまでバルーン演出の仕事が増えて、販促会社の業務内ではまかない切れなくなったため、またバルーンの可能性や将来性を見据えて13年勤めていた販促会社を辞め、Jリーグ開幕イベントの成功から2年後の、平成7年に『有限会社エアロテック』を設立、ミレニアムの2000年に株式会社に組織変更しました。」
▎挫折を乗り越え、海外のバルーン技術を研究しより高みへ
『エアロテック』は大型アミューズメントパークをはじめ、クライアントも増え成長、順風満帆に見えました。ところが・・
「ちょうど株式会社にした頃、1990年代からメディアで話題になっていたバルーンリリースは公害ではないか? というムーブメントが最高潮になりました。そうした風潮を受けて、大型アミューズメント本拠地のアナハイムがバルーンリリースの中止を決定、日本の施設も中止になりました。
大変ショッキングな出来事でしたが、クライアント側のスタッフがとても心配したり励ましてくださったことは、この仕事をやってきて人の優しさに触れた良い思い出でもあります。
1990年代まで、日本ではバルーンに塩ビなどの素材を使っていましたが、色や形状の制限があるため、あまりリアルな表現ができませんでした。例えていうならバルーンで動物を表現するのに丸い風船に目や鼻を付けたマンガに出てくるような表現です。
当時アメリカでは、縫製した布に送風機でエアーを送り入れっぱなしにし、内圧で形状を保つという方式がすでにありました。最初に米国のバルーンを日本に入れたのはこのアミューズメントパークだったんです。日本の施設では初めてのことなので、誰も操作など未経験です。そこで『私にやらせてください』と自ら立候補、朝早くからひとりで設営し撤収までを50日間に渡り、やり遂げました。海外の最新バルーン事情を含め、様々なことをこのアミューズメントパークで学び、経験を積みました。こうしたことが今の『エアロテック』の製品作りの源になっています。」
▎舞台を彩る芸術的バルーンは、もはや舞台機構
そうして着実にそして進化を遂げるバルーン。その最たるものが華やかな舞台芸術の役割を担うバルーン演出でしょう。今や、『エアロテック』のバルーンはアイドルや有名ミュージシャンのコンサートには欠かせないもの。
しかし演出以上に配慮しているというのは、観客やアーティスト、関係者だけでなく全てにおける“安全性”だという大曽根社長。
「例えば観客が来場したりライトの熱などで、ホールの温度は変化しますから、高感度なセンサーで徹底的にバルーンの温
度管理をしています。また、演出のひとつでもありますが、普段は平面になっていて避難口の導線を確保しながら、アーティストが登場するタイミングに合わせて出現させる花道『エアデッキ』は、安全面と演出面を兼ね備えた画期的な技術だと思います。もはや演出というより舞台機構といえるでしょう。」
耐久性のあるバルーン素材で花道の台を作り、一気に膨らませ花道を出現させる
▎伝統芸能や防災———様々に広がるバルーンの可能性
『エアロテック』は今や、こうしたエンターテイメントやアミューズメントの世界を越え、多くの分野から幅広くオファーがあり、さまざまな用途に合わせたバルーンが社会で活躍しているといいます。
災害やライフラインなど社会貢献度の高い分野でもバルーンは大きく活躍しています。
「竹の塚警察署と協定を結び、災害時に発電機と送風機さえあれば3分ほどで膨らむエアーテントや救命ボートを開発しました。警察署から感謝状をいただいたこともあります。道路などを管轄する会社からは湖の調査でバルーンのボートの要請があったり、トンネル貫通工事ではダイナマイトの爆破の際の風圧を遮断するバルーンを作ったりもしました。」
また伝統文化の分野でも、その可能性はとどまることを知りません。
「日枝神社神幸祭では、徳川吉宗公の命によりベトナムから本物の象を輸入し神幸祭で歩かせた史実にちなみ、高さ3メートルのバルーン製『象山車』が街を練り歩きました。また、神田明神では江戸時代から続く『附け祭』で、絵巻物に描かれた『大鯰と要石』の曳き物がバルーンとなって215年ぶりに復活しました。」
▎生活のかたわらにもっとバルーンを!
どうしても大きく華やかな作品ばかりに目が集まりがちですが、大曽根社長は普段のライフスタイルでも身近に取り入れ、バルーン業界のPRになればと22年前、本社1階に「バルーンショップ ウィンディ」を開店しました。ゴム風船から最近よく見かけるアルミバルーンまで、様々な色やデザイン、サイズのバルーンが店内ところ狭しと一堂に会します。
これまで、そしてこれからを見据えて大曽根社長はこう語ります。
「演出家やデザイナーさんは常に新味あるバルーンを求めているので、難しい場合もあります。はなから“できない”と断らず、“こうした形に変えれば近いものができますよ”と代替案を提案するのが弊社のスタイルです。全国的に知られた演出やオブジェ作品だけでなく、誰もが考えなかった発想と創造性、そして何より安全性に対する配慮が弊社の自慢だと自負しています。」
<世界中のさまざまな楽しいバルーンが買える「バルーンショップ ウィンディ」>
企業情報
株式会社エアロテック
会社名:株式会社エアロテック
住 所:東京都足立区竹の塚3丁目3−15
電話番号:03-5856-7655
代表者:大曽根康弘
事業内容:
・空気膜構造物の制作及び販売
・フィルムシートの加工及び販売
・イベントの企画、立案、実施
・イベントに使用する物品の販売及びリース
・各種風船の加工、設置、販売
「足立ブランド」は、区内企業の優れた製品・技術を認定して、その素晴らしさを全国に広く発信することで、区内産業のより一層の発展と足立区のイメージアップを図ることを目的とした事業です。
『株式会社エアロテック』は、この「足立ブランド」認定企業です。
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足立区役所産業経済部 産業振興課 ものづくり振興係
電話番号:03-3880-5869
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足立ブランド公式Webサイト
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