中古マンション価格動向 2025年1~3月東京都心部の価格高騰が加速
2025年4月24日(木)14時47分 PR TIMES
■全体概要
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前期(2024年10〜12月)比で価格はマイナス0.5〜プラス10.8%、新築分譲時からの平均価格騰落率はマイナス4.0〜プラス9.4ポイントでした。前期に続き名古屋市を除く5エリアで価格が上昇しました。平均騰落率が高いのは東京23区と大阪市で、新築分譲時価格からの平均騰落率が東京23区でプラス100%、大阪市でプラス70%を超えています。前年同期(2024年1〜3月)比で平均価格と平均騰落率が最も上昇したのは東京23区でした。築年数別で最も騰落率が高かったのは東京23区の築11〜15年で平均騰落率プラス126.4%、(新築時価格の約2.2倍)次いで東京23区の築16〜20年でプラス122.6%となり、築6〜10年と合わせ23区の3つ築年数帯で平均騰落率がプラス100%(新築時価格の2倍)を上回りました。全体傾向としては、東京23区を除いて横ばいから小幅な上昇にとどまりました。
東京23区の平均価格は1億3,448万円で前期比プラス10.8%(プラス1,308万円)、前年同期比はプラス42.6%(プラス4,020万円)でした。流通した住戸の新築時からの平均騰落率はプラス101.6%で前期比プラス9.4ポイント、前年同期比プラス41.2ポイントとなりました。
横浜市の平均価格は6,593万円で前期比プラス0.8%(プラス53万円)、前年同期比はプラス11.7%(プラス691万円)でした。流通した住戸の新築時からの平均騰落率はプラス43.0%で前期比プラス0.6ポイント、前年同期比プラス12.4ポイントとなりました。
川崎市の平均価格は6,672万円で前期比プラス1.1%(プラス72万円)、前年同期比はプラス10.2%(プラス615万円)でした。流通した住戸の新築時からの平均騰落率はプラス46.8%で前期比プラス4.5ポイント、前年同期比プラス13.1ポイントとなりました。
大阪市の平均価格は8,159万円で前期比プラス4.0%(プラス313万円)、前年同期比はプラス34.3%(プラス2,082万円)でした。流通した住戸の新築時からの平均騰落率はプラス70.1%で前期比プラス3.2ポイント、前年同期比プラス25.4ポイントとなりました。
京都市の平均価格は6,550万円で前期比プラス1.0%(プラス63万円)、前年同期比はプラス19.2%(プラス1,055万円)でした。流通した住戸の新築時からの平均騰落率はプラス39.5%で前期比マイナス4.0ポイント、前年同期比プラス10.9ポイントとなりました。
名古屋市の平均価格は4,655万円で前期比マイナス0.5%(マイナス26万円)、前年同期比はプラス2.3%(プラス106万円)でした。流通した住戸の新築時からの平均騰落率はプラス7.2%で前期比プラス0.4ポイント、前年同期比プラス0.3ポイントとなりました。
■地域別動向
東京23区
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東京23区では前期に引き続き、全23区の半数近くとなる千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、世田谷区、渋谷区、豊島区の11区で平均価格が1億円を超え、千代田区と港区では平均価格が2.9億円を超え3億円に迫りました。平均騰落率が最も高かった港区では新築分譲時プラス171.8%、2番目に高かった千代田区でも平均騰落率がプラス147.4%となり、上位は120〜170%(新築時価格の2.2〜2.7倍)の平均騰落率となりました。築年数別で最も騰落率が高かったのは港区の築11〜15年で、平均騰落率がプラス233.6%(新築時価格の3.3倍)でした。3A地区(麻布、赤坂、青山)等のタワーマンションが騰落率の上昇をけん引しています。
横浜市
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横浜市では、西区と中区の平均価格が9,000万円を上回りました。平均騰落率も西区が最も高く新築分譲時プラス83.4%、次いで中区がプラス72.8%で、この2区が横浜市でプラス70%を上回りました。西区の築6〜10年と築16〜20年、中区の築5年以内では平均価格が1億円を上回りました。平均騰落率では神奈川区の築16〜20年と西区の築11〜15年、築16〜20年で平均騰落率がプラス100%を超えました。前期に引き続き、みなとみらい地区をはじめとする沿岸部のタワーマンションが騰落率を引き上げる要因になっています。
川崎市
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川崎市では、タワーマンションが林立する武蔵小杉のある中原区が前期に引き続き平均価格9,087万円で最も高く市内でも突出しています。平均騰落率は幸区が最も高く新築分譲時プラス70.0%でした。築年別では幸区の築16〜20年が平均騰落率プラス99.9%で突出しています。前期に引き続き、川崎駅の駅近大規模タワーマンションの価格騰落率が突出していることが要因となっています。
大阪市
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大阪市で平均価格が最も高かったのは北区の1億1,589万円、次いで中央区の1億87万円で、この2区の平均価格が1億円を上回りました。平均騰落率も北区が新築分譲時プラス104.8%で最も高くなりました。築年別では、福島区の築11〜15年と築16〜20年、西区の築6〜10年、浪速区の築6〜10年と築16〜20年、北区の築6〜10年と築11〜15年、築16〜20年で平均騰落率がプラス100%を上回りました。梅田周辺から難波周辺までのエリアのタワーマンション騰落率が突出していることが要因となっています。
京都市
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京都市では、上京区が平均価格1億円を上回りました。平均騰落率が最も高かったのは中京区の新築分譲時プラス65.4%でした。築年数別では中京区の築16〜20年がプラス98.9%で最も高くなりました。全体的には特に築浅で騰落率が低くなる傾向にあります。新築時価格の上昇ほど、中古需要が高まっていないことが築浅の騰落率が低い要因と考えられます。
名古屋市
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名古屋市では、最も高かった東区の平均価格が5,481万円、その他千種区、中区、昭和区の計4区で平均価格が5,000万円台でした。平均騰落率が最も高かったのは東区で新築分譲時プラス15.0%となりました。名古屋市では、平均騰落率がプラス10%を超えたのが東区、中区、熱田区の3区のみで、その他は8区がプラス1ケタ台、5区が平均騰落率マイナスとなるなど、首都圏、関西圏と比べると、価格の上昇圧力は低い傾向にあります。築年数別で最も高かったのは、中区の築6〜10年で平均騰落率31.1%でした。伏見駅近くの物件が相場を牽引しています。
・Realnetマンションサマリの新築マンションデータと中古流通マンションデータを元に騰落率を算出
・対象エリアにおいて2024年1月から2025年3月末に流通した流通時点における築年数が20年以内の中古マンションが対象
・投資用物件は除く
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■Realnetニュース
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