東京23区の消費者物価、4月は前年同月比3・4%上昇…高校授業料の無償化から1年経過も影響

2025年4月25日(金)10時44分 読売新聞

 総務省が25日発表した4月の東京都区部の消費者物価指数(2020年=100、中旬速報値)で、値動きの大きい生鮮食品を除く総合は110・0だった。前年同月比3・4%の上昇と、2年ぶりの高水準だった。コメ類が93・8%と過去最大の上昇幅を更新するなど、食品を中心に幅広い品目が値上がりした。

 上昇率は前月(2・4%)に比べて1・0ポイント拡大した。政府の電気・ガス代への負担軽減策が縮小し、エネルギーが9・4%上昇と、前月(6・1%)から拡大した。東京都が高校授業料を実質無償化してから1年がたち、前年同月比での押し下げ効果がなくなったことも響いた。

 生鮮食品を除く食料は6・4%(前月は5・6%)だった。高騰が続くコメ類は93・8%で、比較可能な1971年以降の最大の上昇幅を7か月連続で更新した。コメを使う外食のすし、おにぎりも上昇した。

 家計の実感に近い生鮮食品を含む総合指数は3・5%(前月は2・9%)上昇した。

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