ベッセント財務長官、日本との関税交渉は「非常に充実」…対中緊張緩和は「中国次第だ」

2025年4月29日(火)19時30分 読売新聞

ベッセント米財務長官=ロイター

 【ワシントン=田中宏幸】米国のベッセント財務長官は28日、関税措置を巡る各国との交渉に関し、日本を含むアジアの貿易相手国との協議が順調に進んでいるとの認識を示した。報復関税の応酬で貿易摩擦が激化している中国に関しては、「緊張関係が緩和するかどうかは中国側の出方次第だ」と述べた。

 米CNBCのインタビューで語った。ベッセント氏は「バンス米副大統領は先週インドを訪問し、交渉が大きく進展したと語った。韓国との交渉も順調に進んでおり、同盟国の日本とも非常に充実した交渉ができた」と説明。インドが最初に米国と貿易協定を結ぶ国になるとの見通しを示した。

 中国に関しては、「政府のあらゆる部門が連絡を取り合っている」と明らかにした上で、「中国側が緊張関係を緩和させるべきだ。(米国が中国に課している追加関税の)145%という税率は、持続不可能な数字だ」と強調した。

 ベッセント氏は、30日から訪米する赤沢経済再生相と担当閣僚による2回目の日米協議を行う予定だ。

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