日米関税交渉、貿易拡大や非関税障壁措置の見直しなど議論…為替や安全保障は扱わず
2025年5月2日(金)9時19分 読売新聞
ベッセント財務長官と握手する赤沢経済再生相(1日、米ワシントンで)=代表撮影
【ワシントン=黒木健太朗、下里雅臣】日米両政府は1日夕(日本時間2日朝)、米国のワシントンで2回目の関税交渉を行った。
日本側で交渉役を務めた赤沢経済再生相は会談後記者団の取材に応じ、〈1〉両国間の貿易拡大、〈2〉非関税障壁措置の見直し、〈3〉経済安全保障面での協力について議論を深められたと語った。
早期の合意に向けて、5月中旬以降に閣僚レベルの議論を集中的に実施すると説明した。為替や安全保障については、議論にならなかったという。
この日の協議には、米側からベッセント財務長官、グリア通商代表部(USTR)代表らが参加し、2時間超にわたって行われた。